市川屋珈琲・本当は誰にも教えたくない!京都・東山こだわりのフルーツサンド
寒くなってきましたね。木枯らしが吹くような日は暖かいコーヒーが美味しいですよね。レッサーパンダは学生時代2年と半年、珈琲専門店でアルバイトをした経験があります。当時は珈琲豆のメーカーさんに豆の挽き方や美味しいドリップの仕方などを熱心に教わっていました。そんなわけで、今でも珈琲は大好きで、こだわり有です。
最近の憂いは、くつろげる珈琲店が少ないこと・・・。
最近はコーヒーチェーン花盛りで街のどこにでも似たような廉価なコーヒーショップが溢れています。お味はそれなりに美味しいのですが、珈琲店としては何だか物足りないような気がします。自家焙煎であることや、ゆっくり寛げる空間である事、一定レベル以上のサービスが伴う事、ホテルのカフェのようにサービス料を取ったりしないこと。珈琲店に対するレッサーパンダの必要最低限の条件です。そんな中、花丸をあげたくなるような珈琲店に出逢えました。京都・東山にある「市川屋珈琲」です。
![市川屋珈琲 外観 外から見ると完璧な京町屋です。200年ものをリノベーションしたそうです。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2017/12/c7113bee5c056280d4d215e38b6141b1.jpg?resize=600%2C450)
外から見ると完璧な京町屋です。200年ものをリノベーションしたそうです。
![市川屋珈琲 入口 暖簾やオリジナルロゴ(「市」の字)の看板など、細かなところにこだわりがあるようです。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2017/12/f1bc4fad7726f4f92e9be1244f1f619e.jpg?resize=600%2C450)
暖簾やオリジナルロゴ(「市」の字)の看板など、細かなところにこだわりがあるようです。
築200年の古い民家を改装し、今風にリノベーションした素敵な店内。コーヒーは一度に10kgもローストできる大きな焙煎機で丁寧に作り込んだ豆で入れるドリップです。インスタ映えを狙った女子が多いのが気になりますが、それもご愛嬌ですね。
![市川屋珈琲 店内カウンター席 この後、インスタ女子が殺到しておりました。出来ればそっとしておいてください。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2017/12/db2abcc09ec7889b19735885ba556083.jpg?resize=600%2C450)
この後、インスタ女子が殺到しておりました。出来ればそっとしておいてください。
良いお店には、必ず「隠し玉」があるものです。
レッサーパンダが大好きなお店はどこも、その店ならではの「スペシャリテ」を持っています。珈琲店なら極上の卵サンドだったり、タルトタタンだったり、お客に新鮮な驚きと楽しみを与えてくれる、例えるなら『隠し玉』の様な逸品を持っているものです。この市川屋珈琲の隠し玉は間違いなく「季節のフルーツサンド」です。
![柿のフルーツサンド 季節のフルーツサンド。今日のテーマは「柿」です。こんなサインドなかなか見れません。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2017/12/16f3a17f239dabaa02d77234d2df2566-1.jpg?resize=600%2C450)
季節のフルーツサンド。今日のテーマは「柿」です。こんなサインドなかなか見れません。
優しく、優しく…こだわりのフルーツサンドの出来上がり。
フルーツサンド目当てに遠方より毎月通っているお客さんもいるようです。季節ごとに春は苺、夏は桃、秋はマスカットと季節の旬を軽いホイップと一緒にサンド。このサンドイッチは絶対に食べる価値ありです。
![フルーツサンドの仕込み カウンター越しに見ていると、お姉さんが本当に良い仕事するんですよね。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2017/12/b2114101bba6293cead8ac6b6db054ed.jpg?resize=600%2C450)
カウンター越しに見ていると、お姉さんが本当に良い仕事するんですよね。
レッサーパンダが1人で訪れたこの日は「柿」のサンドイッチでした。柿のまだ熟していない歯ごたえのある部分と完熟のとろける様に甘い部分、それを交互に挟み、リンゴでアクセントをつけています。まさに絶品フルーツサンドです。
![柿のフルーツサンド ひとくち齧りついて、柿の優しい甘さにしびれます。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2017/12/528fb9c61e1a89509894cba3b14756d4.jpg?resize=450%2C600)
ひとくち齧りついて、柿の優しい甘さにしびれます。
珈琲好きにはたまらないサービスもあります。
この店の珈琲の味は誰もが納得のお味ですが、それをより賢く味わう方法があります。サンドイッチなどと一緒に頼むと「セット料金」で安く提供してくれます。レッサーパンダはフルーツサンドと一緒にお店一押しの「市川屋コーヒー」を楽しみました。
![市川屋コーヒー 青磁のカップで ご主人の実家は陶芸の工房とのことで皿やカップにこだわりが。写真は上品な青磁のカップ。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2017/12/2cda021db5f4822e403ec2e7ccd5005c.jpg?resize=600%2C450)
ご主人の実家は陶芸の工房とのことで皿やカップにこだわりが。写真は上品な青磁のカップ。
通常は1杯470円の市川屋コーヒーなのですがセットになると300円になります。華やかで芳醇な香りが季節のフルーツサンドに良く合います。また、2杯目のコーヒーを頼むと珈琲が1杯なんと230円なのです。レッサーパンダは、これもお店のこだわりが詰まった「馬町コーヒー」(通常500円)をお替りしました。重厚で深みがありコーヒーと正面から向き合いたくなるオリジナルブレンドでした。
![店内 こだわりの焙煎機 小さい方の焙煎機。何とも言い表せない存在感があります。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2017/12/9e592450e015a7f4ccd412a05041efa9.jpg?resize=454%2C600)
小さい方の焙煎機。何とも言い表せない存在感があります。
ちょっとした寄り道のつもりでしたが、何と2時間近くも滞在。美味しい珈琲と居心地の良い空間(シャカシャカ音楽聞いたり、ワイワイ騒いだり、宿題やっている人のいない空間)で過ごす時間は本当に幸せです。朝食用に市川屋ブレンドを200g挽いてもらい、翌週からの楽しみもできました。あなたが本当に珈琲好きなら、ぜひお薦めしたいお店です。
![市川屋ブレンド 豆の量り売りもしてくれます。市川屋ブレンドを200g挽いてもらって1,100円です。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2017/12/7aeb0cd98ad5c3dc53c8b455f74490e3.jpg?resize=600%2C450)
豆の量り売りもしてくれます。市川屋ブレンドを200g挽いてもらって1,100円です。
今日は京都・東山にある美味しい珈琲店・市川屋珈琲のお話でした。それでは、またね。
![店内の中庭 カウンターから見える中庭。奥の離れに10kg挽きの大型焙煎機が。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2017/12/a01de285f8ccc33fabaf97d66efca384.jpg?resize=450%2C600)
カウンターから見える中庭。奥の離れに10kg挽きの大型焙煎機が。
市川屋珈琲
住所:京都市東山区鐘鋳町396-2 京阪電車清水五条駅から東に徒歩15分
お店の前にコインパーキングもあり便利
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜日、月末水曜日
TEL:075-748-1354
料 金:
レッサーパンダが食べた季節のフルーツサンドは980円。市川屋コーヒー470円、青磁ブレンド470円、馬町ブレンド500円。
セット料金、2杯目割引もあります。