イッセー尾形「妄ソー劇場」話題の一人芝居に行ってきた!!
レッサーパンダです。ちょうど1年前になるのですが、京都府文化芸術会館で俳優のイッセー尾形さんの一人芝居が上演されました。
イッセー尾形さんのお芝居の楽しさに引き込まれ、すっかりファンになったレッサーパンダでした。そのお芝居の続編が上演されるということで、今年も劇場に足を運びました。
イッセー尾形、相変わらずの大人気です!
この日、レッサーパンダはかなり早く会場に着きました。開場の40分前にもかかわらず(開場は開演の30分前)すでに人の列ができていました。みんな指定席のチケットを持っているにもかかわらず、なんと「せっかち」なんでしょう(笑)。それにしても、年配の方から若者までファン層の厚さと、情熱のすごさ。昨年にも増して感じました。イッセー尾形さん、相変わらずの人気です。
世界文学をテーマにしたシリーズ「文豪カバー・その2」
今回のお芝居は昨年の「妄ソーセキ劇場」の第二弾です。文豪の小説(川端康成「浅草紅団」、太宰治「斜陽」、ゴーゴリ―「外套」など)をヒントにイッセー尾形・ワールドが展開さます。独りで中年の「下級官吏」、「労働環境の極めて悪い小さな工場のおかみさん」、「場末の歌手」などを演じ分けます。
面白いのは、役を演じるたびに衣装を着替えをするのですが、それを舞台上の鏡前で行うのです。よくある「早変わり」のスピードを見せるのではあありません。イッセー尾形さんが役ごとの人物にかわっていく姿をパフォーマンスとして観客に見せるのです。その着替えの姿を見ている内に、観客イマジネーションを駆り立てられます。お芝居が始まる頃には、すっかり『イッセー尾形・ワールド』の中にいるという感じです。
演劇だけにとどまらないイッセー尾形のマルチな才能
今回、レッサーパンダは開演前に買物をしました。イッセー尾形さんのオリジナル・ポストカードです。よその公演でもグッズの販売はよくあるのですが、せいぜい、パンフレット止まりです。
イッセー尾形さんは、多彩な方で、公演などで出かけた場所や印象に残った事柄を簡単なスケッチで丁寧に残しています。(イッセー尾形の公式ホームページにも掲載されています。)その絵や詩などがオリジナルグッズとなり販売されているのです。また、世界の文豪や有名画家、モナリザなどの絵画のモデルなどを粘土で人形にしています。
その人形たちを使い、一人芝居を演じ、作品としてビデオに残しています。今回、その粘度人形の実物も展示されていました。それにしても、演劇のみならず絵画、造形美術、シナリオ創作、歌にギター、ウクレレにマンドリン演奏とマルチな才能ぶりに本当に驚かされます。
お芝居終了後のサプライズ!サイン会開催!!
終演後、思わぬサプライズがありました。まだ、お芝居の熱気をまとったイッセー尾形さんがロビーに現れサイン会が始まったのです。オリジナルグッズを購入した全ての人にサインを丁寧になさっていました。そうか!!開演前の行列はこれを知っていたファンの方々がお気に入りグッズを確実に手に入れるための行列だったのですね。
合点がいきました。レッサーパンダも早速行列に並んで、イッセー尾形さんのサインをいただき写真まで一緒にとっていただきました。思わず「あぁ、嬉しい!」と口をついて出たのですが、「あぁ、嬉しいの!喜んでくれてよかった。」と声をかけてくださいました。胸元にはまだ、盛大に汗が光っていました。
来年もぜひ見てみたい「妄ソー劇場」シリーズ
昨年、今年と続けて京都での公演を観たわけですが、レッサーパンダはすっかりイッセー尾形ファンになってしまいました。それにしても驚異のスーパー・66歳!!増々、磨きのかかる芸と才能のすごさに拍手です。以前、佐野元春のコンサートに出かけて60歳過ぎても、そのカッコ良さにしびれました。
その時と同じような感動を胸に帰路につきました。来年も京都で上演されるのならば、絶対に観てみたいお芝居です。それでは、またね。
昨年の公演の様子はこちら→「妄ソーセキ劇場」
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