キッザニア甲子園・開業10周年!大人気が続く4つの理由
こんばんはレッサーパンダです。昼間なのに「こんばんは」という挨拶は普通なら違和感がありますよね。先日、子供たちと出かけた「こどもが主役のテーマパーク」キッザニア甲子園では、朝でも挨拶は「こんばんは」なのです。
噂には聞いていましたが、本当に凄い人気!!
すっかり有名になったキッザニアですが、ご存じない方のために・・・キッザニアは本格的な設備や道具を使って、こども達が大人のようにいろいろな仕事やサービスを体験することができるテーマパークなのです。ちなみに、このパークの設定は「夜の町で仕事をしている大人に混じって仕事をする子供たち」なので早朝からスタッフの挨拶は「こんばんは」なのです。キッザニア甲子園は今年で開業10周年なのですが、相変わらず凄い人気です。ゴールデンウィーク中ということもあり、早朝7時15分には開園を待つ長い行列ができていました。実際に子供たちがアトラクションを体験する姿を見て、改めてその人気ぶりの理由がよくわかりました。
人気の理由・その1:有名企業が本気のプレゼンテーション!
このパークのテーマは、ズバリ「職業&大人体験」です。子供たちは大人が社会で取り組んでいる仕事を模擬体験するわけなのですが、多くの有名企業が協賛・出展しています。その企業が生業とする「モノづくり」や「社会との関わり」を分かり易く再現しています。例えば、漫画ワンピースで有名な集英社では、吹き出しの付いた下絵に、子供たちが自分でオリジナルの(小さな子供にはお手本があります)ネームを入れる漫画作家の体験ができます。
作業の前には指導のお姉さんを囲んで『編集会議』が開催され、そのプレゼンが済んで初めて作業にかかります。作品はその場ですぐに本(小冊子)に仕上げてもらえます。企業側の「手を抜かない本気のプレゼンテーション」が子供の心をしっかりつかんでいるようです。
それと、本気という意味で面白いのは、三井住友銀行が運営する子供銀行。アトラクションを体験すると、その仕事に見合ったパーク内専用のお金が支払われます。お札をそのまま持っていても良いのですが、銀行(三井住友銀行)が預かってくれます。専用のキャッシュカードがもらえて、パーク内のATMでお金の出し入れができます。
また、利子も付くそうです。面白いのは、このお金には期限が無いこと(本当のお金と同じ)。次に遊びに来た時にも貯金や、お金の引き出しが出来るのです。ちなみに貯めたお金は施設内のデパートなどで使えて、リアルな商品を買うことができるのです(中には2万ポイント以上を貯めている強者も)。キッザニアに来れば来るほど、お金が貯まるわけです。このリピーター確保の戦略、すごいですね!!
人気の理由・その2:子供が初めて体験するグループ・ワーク
このテーマパークが面白い理由の一つは初めて出会った子供たち同士が、グループを作り、共同で一つの仕事を完成させる機会が沢山あることです。例えば通信会社ドコモは「ロボット開発研究センター」というアトラクションを実施しています。タブレットのアプリを使って携帯電話ショップで接客をするロボットのプログラミングを行います。1台のロボットを動かすのに数人の子供達が議論しながらロボットの動作手順を決めていきます。これって、大人が会社や研修先でやっている「グループ・ワーク」ですよね。この様に子供たちは遊びを通じて議論しグループ・ワークを完成させるのです。
レッサーパンダが見ていてとても面白かったアトラクションは裁判所です。お菓子工場で、出来上がったお菓子を預かった主人公が「預かり賃として少し食べていいよ」と言われます。しかし、彼は我慢できずにお菓子を全部食べてしまいます。果たして彼は有罪か無罪か??それを検察側と弁護側、判事に分かれて子供たちが審議をするというものです。最終的に「被告は有罪、食べてしまった分のお菓子を自分で作る」という結果になりました。子供たちの本気の答弁や主張が可愛くて仕方ありませんでした。
人気の理由・その3:コスプレ!なりきり!を本気でサポート
人気の理由その3はコスプレです。子供たちが体験する職業は様々なのですが、やっぱり人気なのは職業に相応しい衣装を身に着けることができるアトラクションです。消防士や警備員、電気作業員や警察官。
果ては飛行機の乗務員から寿司職人まで、大人が見ても「ちょっと着てみたいな」と思うような本格的なコスプレです。特に男女問わず人気が高いのは「消防士」のようです。消防車で駆け付け消火活動にあたります。
あと、感心したのは「高所作業員」。クレーンに乗って電柱のメンテナンスをするというもの。「子供をこんな高いところに上げて大丈夫??」と思うぐらいリアルです。手を抜かない本気のコスプレが大人気です。
人気の理由・その4:自分で作って、自分が食べる !(^^)!
何といっても、このテーマパーク最大の人気はこれでしょう。「自分で作ったものを、すぐその場で食べることができる。」ということ。テーマパーク側もこのカテゴリーに力を入れているようです。ピザショップにベーカリー、お寿司屋さんにソーセージ工房、冷凍食品の開発やソフトクリームショップまであります。レッサーパンダ家はお寿司職人体験をしましたが、短時間で美味しい巻きずしを作ることができて大満足でした。家庭の台所では、子供が一人で料理をすることはまずありません。「最初から最後まで自分一人で作れた」という経験は子供の自己肯定感を育む絶好の機会になると思います。
また来たい!「こどもが主役の街」キッザニア
このキッザニア、実は完全入れ替え制です(1部:午前9時~午後3時、2部:午後4時~午後9時)。6時間は長いように思えますが、アクティビティを楽しんでいると時間はあっという間に過ぎてしまいます。当然、100種類以上あるアクティビティを1日で全て体験することはできません。終了後、帰路につくなり双子パンダたちは「また、来週も来たい!!」の大合唱です。親も「こんなに嬉しそうな子供の顔が見られるのなら」と心動かされます。
なんだか、キッザニアの人気の秘密が解かった気がしました。今日は、ゴールデンウィークに行った職業体験テーマパーク「キッザニア甲子園」のお話でした。それでは、またね。
※キッザニア甲子園へ出かける方へのアドバイス
1日に人気アクティビティに参加できる人数は限られます。チケットを手に入れるには早い時間から並ばないとなりません。キッザニアは「ららぽーと甲子園」に隣接しています。「ららぽーと甲子園」のA駐車場のみ、早朝7時から開場しています。連休や長いお休みの際は、開場時刻前から長い車の列ができており、レッサーパンダ一家は朝7時15分には到着したのですが、前に30台以上の車の列ができていました。ディズニーやUSJほどではないにせよ、事前に『どのアクティビティを体験したいか』お子さんと作戦会議をしたうえで参加されることをおすすめします。レッサーパンダ家では、お寿司屋さんをメインにあとは成り行きで6つの体験ができました。また、2部に参加される方は待ち時間が長いので、レジャーシートを持参で並ぶのが正解のようです。
アクセスなどの詳しい情報は
をご参照ください。
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