マニアに嬉しいお知らせ!最新刊・マルドゥック・アノニマス5の発売決定!!
こんにちはレッサーパンダです。先日、嬉しいメールが届きました!!長らく読み続けている小説「マルドゥック・シリーズ」の新刊発売の知らせがメールで届いたのです。
冲方丁という作家をご存じでしょうか?
「マルドゥック・シリーズ」は小説家・冲方丁(うぶかた・とう)氏のSF小説です。実はレッサーパンダが冲方丁を知ったのはSF小説ではなくて時代小説でした。第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞受賞作を受賞した「天地明察」(てんちめいさつ)という小説でした。4代将軍・徳川家綱の時代、安井算哲(後の渋川春海)という学者が初めて狂いの無い日本独自の暦を作るというお話です。(ジャニーズのV6岡田准一さん主演で映画化されているのでご存じの方も多いはず。)その後、「光圀伝」を読み、すっかりファンになったのですが「冲方丁は時代小説の人」と思い込んでいました。
2003年から続く「マルドゥック・シリーズ」に夢中
その後、偶然、書店で手に取ったのが「マルドゥック・スクランブル」という小説。何だか違和感を持ちながらも読み進むと、これが面白くてやめられないのです。
『マルドゥック・スクランブル』ハヤカワ文庫、2003
『マルドゥック・スクランブル〈改訂新版〉』早川書房、2010
『マルドゥック・スクランブル〔完全版〕』ハヤカワ文庫、2010
『マルドゥック・ヴェロシティ』ハヤカワ文庫、2006
『マルドゥック・フラグメンツ』ハヤカワ文庫、2011
『マルドゥック・アノニマス』 ハヤカワ文庫、2016
と読み進み、今では「マルドゥック・シリーズ」を完全読破しています。
まだ、読んでいない方も沢山いらっしゃると思うのでストーリーの概要は簡単に。
もと少女娼婦のバロットは、大企業オクトーバー社をめぐる陰謀に巻き込まれ命を落としかけるのですが、科学者イースターと、人語を解する金色のネズミ型万能兵器ウフコックにより救出されます。マルドゥック・スクランブル09法(戦争で封印された人間兵器能力を犯罪抑止力として使用を認める法律)に基づく禁じられた科学技術の特別使用によって一命を取り留めます。 その後、バロットは、驚異的な特殊能力を手に入れ、イースター、ウフコックと共に悪の巣窟と化したマルドゥック市で特殊能力を持つ犯罪者たちを追う立場になっていくというお話です。
4巻まで読み進んだマルドゥック・アノニマスの最新刊。5月21日に発売決定!!
今回、発売が決まった「マルドゥック・アノニマス」はシリーズの最新章です。(「アノニマス」とは『匿名』という意味です。主人公で特殊能力を持ったウフコックが、正体を隠して敵陣に侵入し捜査にあたります。その正体を隠した隠密捜査をアノニマス(匿名)と呼んでいるのです。)実は文庫本で4巻まで発売されているのですが、5巻目にたどり着くのに1年以上の時間が経ってしまっています。
もう続きが読みたくて、読みたくてまるで中毒状態です。我慢できずに公式の二次創作集(マルドゥック・ストーリーズ)を読んでみたり、連載している雑誌「月刊SFマガジン」を買ってみたり(これは、もう、悪い薬を手に入れたようなもので、雑誌に連載中の最新話を『読むか』、『読むまいか』毎日苦しみぬいたあげく、1頁もめくらずに真新しい雑誌はゴミ箱行きとなりました。)どれほど文庫化されて一気に読む日を夢見たことか!!
それがやっと叶うのです!発売日は5月21日(木)!早速、アマゾンで先行予約しました。本の到着日は5月22日の予定です。たぶん、レッサーパンダと同じ気持ちで5月21日を待ちわびている仲間がたくさんいるはずです。最新刊では最強の敵により劣勢を強いられていたウフコックとパロットが攻勢に転じるお話になるようです。まさに、5巻からが佳境にはいるのです。あ~ぁ、5月が待ち遠しい!!
今日は8年間読み続けている小説マルドゥック・シリーズ最新刊、マルドゥック・アノニマス第5巻のお話でした。それでは、また。
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