「黒壁スクエア」は北国街道の風情が残る観光の街。
今回の小旅行の目的地、長浜「黒壁スクエア」に到着しました。子供たちも楽しみにしていた黒壁ガラス館があります。この辺りは、旧・北国街道の風情が残る歴史的景観保存地域です。江戸時代、畿内から越後の国を結ぶ交通の要衝でした。
黒壁スクエアはそんな古式ゆかしい街道筋の景観を上手く取り入れて、長浜の町を心なごむ観光スポットにしています。商業施設だけでなく街の観光に携わる行政や市民も協力し、今では北近江の「観光の要衝」になっています。まさに街ぐるみの観光による活性化ですね。
黒壁ガラス館は以前と変わらず素敵な空間でした。
今回の旅行にあたり、レッサーパンダが長浜を選んだのは、このガラス館を子供たちに見せたかったのと、ガラス工芸体験をさせたかったからです。
実はレッサーパンダは20年ほど前に大津のホテルの企画課に勤めており、黒壁さんとは相互送客をしたり、ホテルのイベントに参加してもらったりしていました。たいへん親密な交流をしておりました。まだ、黒壁スクエアが今ほど有名になっていなかった頃の話です。
当時の社長は、なかなか先見の明のある方で、女性の活力を経営に生かすことにたいへん熱心でした。レッサーパンダが一緒にお仕事した方は、ほとんどが女性で、皆さん本当に活き活きと仕事をされていたのが印象に残っています。担当の女性たちはガラス製品の海外買い付けにもよく出かけられていて、女性目線で素敵な物をたくさん見つけて帰ってこられていました。
今もその企業風土に変わりが無いのか、黒壁ガラス館では女性スタッフの活躍が目立ちます。レッサーパンダは本当に懐かしい気持ちでいっぱいでした。
子パンダたちはガラス体験教室に悪戦苦闘。
子供たちはガラス体験教室をとても楽しみにしておりました。
本当は「吹きガラス」や「バーナーワーク」をしたかったようなのですが、ともに体験できるのは中学生以上です。小学3年生にできるメニューを探しましたところ、「ペンダントトップ作り」と「サンドブラス」があり二人は何とか納得。双子パンダは大喜びで、それぞれの作業に取りかかりました。
サンドブラスは透明ガラスコップなどにイラストに合わせて切ったカッティングシートを張ります。張りあがったグラスに細かなサンド(砂の粒)をコンプレッサーで吹き付け摩りガラス状にします。カッティングシートをはがすと、そこだけが透明ガラスの部分が残って出来上がりです。
ペンダント・トップはあらかじめ用意されたガラス片に小さなガラスの飾りを乗せて模様を作ります。
このまま、そっと電気窯に入れて溶かすとオリジナルペンダント・トップの出来上がりです。こちらは仕上がりに3週間ほどかかるそうで自宅まで送ってくれるそうです。
何とか納得のいく作品が完成したようです。
双子パンダはそれぞれ別のメニューを選んだのですが、1時間半以上も悪戦苦闘して何とか納得のいく作品が出来たようです。
強いこだわりは父親ゆずりのようです。(笑)
今日は早起きして自宅を出発したのですが、その甲斐あって充実の1日となりました。
帰路の車の中で子パンダたちは爆睡しておりました。無事に家族を家まで連れて帰るのがお父さんの仕事です。「遠足は家に帰りつくまでが遠足です。」小学校で先生に言われた言葉を今も肝に銘じています。
滋賀県長浜市の黒壁ガラス館のお話でした。それでは、またね。