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2017-08-18

誰でも絵が上手くなる方法があるらしい!

レッサーパンダです。個展を開催するにあたり、沢山の人に自分の作品を見てもらいたいと思っています。人に見せるからには「レッサーパンダさん、さすが!上手いね!!」と言われたいものです。絵が上手くなりたい・・・これは子供の頃から悩み続けた大命題です。

ばくぜん・・・とうまくなりたいと思っていませんか?

先日、本屋さんで面白い本を見つけました。成冨ミヲリさんという人が書いている「絵はすぐに上手くならない」という本です。

成冨さんはプロ向けのデッサンスクールを主宰する人で、多くのプロを目指す方や仕事でスキルアップを目指す人の上達の手伝いをしている人です。この本には『デッサン・トレーニングの思考法』というサブタイトルが付いています。

中身は画力を上げるための勉強法のお話です。

多くの人が「絵が上手くなりたい」と思っています。これは芸大を目指す学生さんでもプロのイラストレーターでも落書きも上手に描けない普通の人もみんな同じです。でも、ちょっと考えるとイラストで稼いでいるプロの「上手くなりたい」とお絵かき音痴の一般の方の「上手くなりたい」・・・上手くなりたいという思いは同じなのですが明らかに違いますよね。「絵が上手い」という事は完成度の高い精細画が描けることなのか、人が見て面白い落書きが書けることなのかということです。これは「考え方」や「感じ方」の問題なのです。言葉をかえると自分が何を目指すのか、自分の「絵が上手」というのは具体的にどういうことなのかを明確にすることなのですね。人それぞれ、「上手くなり方」、「上手いということの度合い」は様々です。

絵が上手くなる工程において全体像が見えていないことが問題

本書では自分が目指す「上手い」の状態を把握することと、目指すところにたどり着く為の工程の全体像を知る方法について、かなりのページを割いています。それを明確にすることで効率的な時間の使い方、具体的なトレーニングの仕方が分かってくるという事ですね。(特にスキルを上げたいプロや、受験日が決まっている芸大受験生にとって時間は貴重です。)本書を読んでレッサーパンダは目から鱗が落ちる思いでした。本書では、効率的なトレーニングの為に自己分析をし、そこから自分に合ったトレーニング法の導き出し方を教えています。

自己判断テストをやってみました。

本書では自分に合ったトレーニング方法を見つけるために「自己判断テスト」と、それを「レーダーチャート」にして分析することをすすめています。レッサーパンダも早速試してみまた。

その結果、レッサーパンダは「形状ストックが少ないイラスト系」であることが分かりました。形をとる力を伸ばすためにデッサン、クロッキーに取り組むこと。平面・・・模写クロッキーが有効。スクラップ・ブッキングで形状ストックを増やすトレーニングに役立てると良いようです。また、これは重要な事項として(レッサーパンダ自身も薄々感づいていたのですが)「人の作品と見比べること」、「人から批判してもらうこと」が上手くなるための有効な手段のようです。

今回、この本を読んで、かなり刺激を受けました。これまで逃げていた「お絵かきの基礎」に、やはり取組むべきだと再認識いたしました。個展開催まで約3年の時間があります。この機会に基礎から勉強をしてみようかなぁ・・・と考え始めています。

今日は上手くなるためのトレーニングについての指南書「絵はすぐに上手くならない」という本の話でした。

書籍の情報

タイトル:「絵はすぐに上手くならない」

デッサン・トレーニングの思考法

著者:成冨ミヲリ

発行所:株式会社 彩流社

 

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