出かけるのが楽しくてしかたない! 我家の愛車「ミニ・クロスオーバー」
久しぶりに夏のお出かけで汚れた自動車を洗車しました。皆さんは愛車をお持ちですか?最近は、わざわざ自動車を買って維持するのは不経済だという考え方が若い人を中心に広まっているようですね。自動車やバイクを偏愛するのは、どうも時代遅れの様です。そういう意味では趣味の自動車を愛しているレッサーパンダはかなり時代遅れかもしれません。
レッサーパンダ家の唯一の贅沢品です。
レッサーパンダ家は日々、慎ましい暮らしを心掛けているのですが、唯一の贅沢品がミニ・クロスオーバーです。出会いは4年前。東大阪の石切神社(厄除けで有名な神社で毎年、お正月に参詣しています。)の帰りにふとミニ東大阪というミニ専門のディーラーに立ち寄りました。この時は車を買い替えるつもりはまったくなくて、展示されていたクルマの美しさに惹かれて、ほんの出来心、ちょっと寄り道のつもりで家族で立ち寄りました。対応していただいたKさんというセールスコンサルタントのお姉さんが本当に丁寧で、家族4人と一緒に試乗までしていただき、ミニについての色々なことを教えていただきました。でも「外車はやっぱり贅沢だよね。」と話しながら、その日は帰宅しました。
それから半年後、奥さんパンダが「Kさんが、MINIのネット雑誌にでているよ。」と教えてくれました。その記事を読んでいると無性に試乗したミニ・クロスオーバーが気になりだしました。それで近くのディーラーを訪れたところ、あれよ、あれよ、という間に購入することに。(Kさんには申し訳なかったのですが、さすがに宇治市民が東大阪のディーラーで車を買うのはきつくてミニ京都南のお世話になりました。)
2015年夏の限定車。青いクロスオーバーです。
レッサーパンダ一家が選んだのは青いクロスオーバーです。2015年の夏限定モデルです。購入してみると、この車、本当に手のかかる変わった子でして・・・。運転席と助手席の間には無駄に大きなスピードメーターが・・・大きいけれど見にくくてほとんど使いません。実際に運転しているときに見るのはタコメーターの中にあるデジタルメーターです。
夏になるとUV対策がされていないウインドウ・ガラスのせいで本当に暑い暑い!助手席側のミラーはほとんど役に立ちません。単なる飾りですね。
ディーゼルだから燃費はいいのですが、現代の車とは思えない大きなエンジン音。ブレーキダストもきつくて、すぐにホイールが黒ずみます。本当に手のかかる「わんぱく坊主」という感じです。
手のかかる「わんぱく坊主」だから可愛いのです。
そんな手のかかる「わんぱく坊主」ですが、小さな体で良く走ります。2リットル・ターボで馬力もあるし、燃費も上手くいけばリッター16Kmほど走ります。ドアを閉めた時の「バタㇺ」という太い音や、飛行機の様なスイッチ類の配置なども心を震わせてくれます。
でも、最も愛おしいのはその佇まいです。ショッピングモールなどの広い駐車場に車を停め、用を済まして帰ってきた時、まるで忠犬がご主人の帰りを待ちかねていたような佇まいが可愛くてしかたありません。レッサーパンダはあまり物に執着するタイプではないのですが、この車は物を所有する喜びを与えてくれます。実はミニ・クロスオーバーは今年の春にモデルチェンジしたのですが、新型車にも試乗してみました。車格がひと回り大きくなっていることや滑らかで静かなディーゼルエンジン、アイドリングストップまでついていて全く別物に生まれ変わっておりました。でも(新車への負け惜しみではありませんが)なんだかミニらしい生物の様な息遣いがなくなって、「良くできた道具」になってしまったような気がしました。ちょっと残念です。
イギリス車(今はBMWの傘下になったのでドイツ車ですが)はある程度、エンジンを回してやらないといけないようで、街乗りばかりだとストレスが溜まるのか調子が悪くなります。たまには長距離を元気に走らせてやらないとね。これから秋に向けて、また遠のりするのが楽しみです。いずれミニと一緒に出かけたお話をブログに書きたいと思います。それじゃ、またね。