自然豊かな岐阜県和良町に里帰りです。
こんにちは。レッサーパンダです。今日はお盆に岐阜県郡上市和良町(「わら」と読みます)に出かけたお話を書きます。和良町はお母さんパンダの生まれ故郷です。年に2回、お盆とお正月に里帰りをするのがレッサーパンダ家のルーティンになっております。
まるで日本昔話、民話に出てきそうな、のどかな町です。
和良町は2004年の市町村合併で村から町になりました。レッサーパンダたちには、いまだに「和良村(わらむら)」の方がしっくりきます。
合併時は2,200名だった人口も高齢化がすすみ現在では1,860名程に減っているようです。たいへんのどかな町で、街の中心を走る国道256号線から外れると日本昔話に出てくる風景そのままです。
この辺りは水がたいへん綺麗で天然の鮎がたくさん釣れます。鮎の味で河川の順位を決める「清流めぐり利き鮎会」(高知県友釣り連盟)で和良鮎は、グランプリ3回(2002年、2009年、2014年)準グランプリ4回(2003年、2007年、2011年、2013年)と、最多受賞を誇り、名実共に「日本一美味しい鮎」となっているとのことです。
夏場は鮎を目当ての釣り人でそれなりの賑わいもありますが冬場は雪も多く本当に静かです。
(鮎の写真は和良観光協会)
長寿の町「和良」お年寄りが本当に元気です。
こんな田舎の山村ですがテレビなどの取材が頻繁にありましてマスコミにとりあげらことが多いです。実はこの町(厳密には村だったころ)男性長寿の日本一になったことがあります。長寿と言えば沖縄や長野のイメージがありますが、この町、本当にお年寄りが長生きでお元気なのです。レッサーパンダは常々思っているのですが、この町のお年寄りが元気な理由は「水が綺麗」、「食べ物が美味しい」に加えて「温泉」の影響が大きいのではないかと思っています。有名な下呂温泉が近いせいか、このエリアには温泉が大変多くて目ぼしい温泉施設だけでも12件、小さなところなどを含めると20を越えます。どこも露天風呂がありゆったり楽しめます。
温泉と言えば、こんなことがありました。
結婚してすぐの頃、里帰りした際にお父さんが「温泉行くぞ!」と声をかけてきました。大急ぎでタオルや下着を用意して、玄関先に止まっている軽トラの助手席に乗り込みました。たわいの無い話をして車を走らせること約5分。着いたのは山の中の広場です。見渡しても「温泉施設」とおぼしき物は見当たりません。
お父さんは「俺がスタンドの蛇口をひねるからポリタンクにホースを突っ込んで湯がこぼれないように押さえろよ」との指示。その時、初めて気がつきました。「温泉いくぞ!」は「(温泉スタンドに)温泉のお湯を(買いに)行くぞ!」だったのです。お湯はなんと100円で200リットル、軽トラの荷台の超大型ポリタンクを満タンにしても200円です。
これを自宅の浴槽に入れて温めれば自宅で本格的な温泉が楽しめます。この勘違いの話は恥ずかしくていまだにお父さんには話しておりません(笑)
最近の和良は少しづつ活気がもどっているようです。
下呂温泉が近いという話を書きましたが、昨年、下呂温泉に抜ける新しいバイパスが和良町の側にできまして、このところ観光客が増えているように思えます。
町内にある道の駅の客も増えており、名物の「長寿だんご」もよく売れているようです。特にオートバイでツーリングをする人が良く立ち寄るようです。
和良町には天然記念物のオオサンショウウオを見ることができたり、本格的な鍾乳洞があったりと結構面白いところが沢山あるので、じっくりと立ち寄ってほしいものです。
今日は、岐阜県の和良町に里帰りしたお話でした。
岐阜県郡上市和良町
お問い合わせは「和良観光協会」 TEL0575ー77ー2211
ホームページにはイベントの紹介もあります。