「ナイスショットコーヒー」おひとり様でも居心地がいい隠れ家喫茶店
レッサーパンダです。ミシマ社を訪問した土曜日の午後、お昼ご飯を食べた喫茶店をご紹介します。噂で聞いていた以上に居心地の良い素敵な空間でした。
外からではどこが入口なのかわかりませんでした。
ナイスショットコーヒーは京阪・神宮丸太町駅の真上のビルにあります。1階はローソンで2階がナイスショットコーヒーです。2階の窓に店舗のサインが出ているので場所はすぐに分かったのですが、でも困りました。このお店いったいどこから入るの?
実はビルの左手にひっそりと入口があり、そこから2階にあがれます。「管理人さんに見とがめられない?」まるで他所の雑居ビルに無許可で入っているような不安にかられます(笑)。奥の狭いエレベーターで2階にあがると、まるで愛想のない喫茶店らしからぬ入口がありました。
店内は「いつかどこかで見た」懐かしい『喫茶店』。けっしてカフェではありませんね。
暗い入口からお店に入ると、店内は予想に反して明るくすっきりした印象です。シンプルな椅子やテーブル、室内照明。インテリアは70年代を思わせる、いつかどこかで見た古い記憶の片隅にある喫茶店です。最近できた喫茶店にもかかわらず最近流行りのお洒落なカフェの印象は全くありません。
居心地の良さ、落着ける空気感が不思議です。
店に入ると中途半端な時間だったせいか、お客は2人だけでした。一人は常連さんなのかカウンターでマスターらしき男性とおしゃべり中の男性。もう一人は若い女性で、パソコンに向かってせっせと文章を打っている様子。綺麗な女性ですが少しきつそうな印象で、時々ぼそぼそ独り言をつぶやきながら仕事に没頭している様子。
後からもう一人女性が入って来てビールを注文します。レッサーパンダはというと窓辺のカウンター席に座りお昼を注文しました。お客さんの各々が自由な感じです。その様子を見ていると、このお店が醸し出す不思議と落着けるオーラを感じます。
川端通を見下ろしながら噂に聞いていたサンドイッチを注文しました。
今日のレッサーパンダのお目当ては、このお店のサンドイッチです。「この店のサンドイッチ美味しいよ」と人から聞かされていて、ミシマ社に行くときは絶対に食べに行こうと決めていました。出されたミックスサンドイッチは厚切りのロースハム、玉子、チーズ、キューリにレタスとボリューム満点です。
でもレッサーパンダが感心したのは軽くトーストされたパンです。サンドイッチの為に薄くスライスされたパンなのですが、外はパリッとしているのですが、中がもっちりして不思議なのです。何このパン・・・ふしぎ??
川端通りとまだ夏の緑が残る鴨川を見下ろしながら、しばしサンドイッチの食感を楽しみました。
帰りがけにマスターから話しかけられる。
切れのある自家焙煎のホットコーヒーと不思議に美味しいサンドイッチを堪能し支払いのためにカウンターへ向かうとマスターから話しかけられました。
「ハナコ見てきたの?」(最近、けっこう雑誌の取材が入っているようです)レッサーパンダは以前の会社の先輩から聞いて来たことを説明し、ついでに不思議なサンドイッチのことを聞いてみました。すると「このパンね。そうそう美味しいでしょ。実は三条にある喫茶店のマスターが焼いていて本職のパン屋さんが焼いているんじゃないのよね。すごくコダワリがあるようだけど、どうやっているのかなぁ。美味しいのでお願いして入れてもらっているんですよ。僕も詳しいことよく知らないのよね。」とはぐらかされました(笑)。もっと詳しく知りたかったのですが、最後まで、そのパンを焼く喫茶店のお話は聞かせてもらえませんでした。う~ん、残念です。以前このブログでご紹介した親友のトシさんがこの近くに住んでいるので、次に来るときは誘ってみたいと思います。
今日は神宮丸太町駅側のサンドイッチが美味しいナイスショットコーヒーのお話でした。それでは、また。
「ナイスショットコーヒー」
住所:京都市左京区川端通丸太町下る下堤町82 恵比須ビル2F
営業時間:8:00~12:00 14:00~20:00
お休みは月曜で火曜は不定休
コーヒー 500円、 サンドイッチ 800円