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2017-11-10

名古屋グルメの代表!あつた蓬莱軒・本店で極上「ひつまぶし」を堪能しました。

レッサーパンダです。名古屋にいる弟が急に入院したので、日帰りで見舞いに行ってきました。早朝からバタバタと準備をして大急ぎで出かけたことと、慣れない土地で初めて行く病院を探すことで、すっかりくたびれ果ててしまいました。「このまま帰るのもなんだから、何か元気の出る物を食べて帰ろう」と思案をしていて、良いことを思いつきました。

美味しい「うなぎ」を求めて名古屋市熱田区へ

元気を出すために「うなぎ」を食べよう!ということで熱田区にある老舗「蓬莱軒」(ほうらいけん)に出かけることにしました。蓬莱軒は明治六年創業の有名日本料理店で、言わずと知れた「ひつまぶし」が名物です。病院からは地下鉄でも行けるのですが、ランチタイムが2時で終わることと疲れ果てていたのでタクシーに乗り込みました。病院から15分ほど、そんなに遠い距離ではありません。お店に着いたのが1時。なんとその時間でも数十人の行列です。正確に言うと行列ではなくて入店待ちの台帳に名前を書いて待つと、店の前でお客を呼び出す役目の男性が10分刻みに店内に案内してくれる形式です。レッサーパンダが呼ばれたのは、1時40分でした。

年配の男性店員さんが数十名のお客様を手際よく店内に誘導していきます。

年配の男性店員さんが数十名のお客様を手際よく店内に誘導していきます。

来店客と帰りのお客でいっぱいですが、手際の良い案内で混乱は一切なし。さすが老舗。

来店客と帰りのお客でいっぱいですが、手際の良い案内で混乱は一切なし。さすが老舗。

極上の「ひつまぶし」を注文して元気回復です。

席に通されて注文です。鰻丼、うまき定食、お刺身定食など献立は色々ありますが、蓬莱軒に来て注文するのは「ひつまぶし」しか考えられません。待つこと10分。念願の「ひつまぶし」が目の前に届いたのは、もう2時を過ぎていました。お腹はペコペコで、貪るように食べたい・・・ところですが、「ひつまぶし」には食べ方のお作法があります。

届けられた「ひつまぶし」。かなり昔から何度も食べましたが変わりません。

届けられた「ひつまぶし」。かなり昔から何度も食べましたが変わりません。

「ひつまぶし」食べ方のお作法は四等分。

まず、届いたお櫃のうなぎご飯をついてくる杓文字(しゃもじ)で四等分します。これも添えられたお茶碗に四分の一ずつ取分けて四回に分けて食べます。

このタレの色、芳ばしい香り。見ているだけで幸せな気分になります。

このタレの色、芳ばしい香り。見ているだけで幸せな気分になります。

まず、一杯目は、うなぎご飯をそのまま頂きます。二杯目は添えられた薬味と山葵を乗せて食べます。三杯目は薬味と山葵を乗せ、それに出汁をかけて「お茶漬け」でいただきます。

ひつまぶしのお茶漬け。もう2膳食べているのに、3杯目がさらさら入ります。

ひつまぶしのお茶漬け。もう2膳食べているのに、3杯目がさらさら入ります。

四杯目は、その方の一番好きな食べ方でどうぞ。レッサーパンダの四杯目は薬味プラス山葵多めで〆ます。

最近、「ひつまぶし」は全国どこでも食べることができますが、明治時代に初めて「ひつまぶし」をお客に振舞ったのは、この蓬莱軒・本店だそうです。木のお櫃で鰻を出すというアイデアは、当時の女中頭の女性が考案したものです。(忙しい時でも割れない器を!というアイデアです。)ちなみに、この「ひつまぶし」は蓬莱軒の登録商標だそうです。

名店はどこも古い店舗を綺麗に丁寧に使っています。

名店はどこも古い店舗を綺麗に丁寧に使っています。

いつ来ても、蓬莱軒のうなぎは間違いありません。お茶碗4杯分のご飯を綺麗にたいらげました。ごちそうさま。

お櫃いっぱいのご飯を完食。お米一粒残さず綺麗にいただきました。

お櫃いっぱいのご飯を完食。お米一粒残さず綺麗にいただきました。

今日は名古屋にある蓬莱軒本店の「ひつまぶし」のお話でした。

あつた蓬莱軒・本店(蓬莱陣屋)

住所:〒456-0031名古屋市熱田区神戸町503番地

営業時間:昼11:30~14:00、夜16:30~20:30

TEL:052-671-8686

料 金:ひつまぶし・3,600円、鰻丼・2,400円、うまき定食・2,800円

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