60歳過ぎても超カッコイイ!!佐野元春コンサートツアー「マニジュManiju」に行ってきた!
3月11日。すごく楽しみにしていたコンサートに行ってきました!大阪・中之島にあるフェスティバルホールで行われたロックミュージシャン・佐野元春のコンサートです。
久しぶりのフェスティバルホールはリニューアルして別ものになっていました
フェスティバルホールは本当に久しぶりです。このホールは伝統のあるコンサートホールなのですが、老朽化により建て替えをして2013年にリニューアルオープンをしています。(建物は以前、このブログで紹介した朝日新聞・大阪本社と同じビルにあります。)
レッサーパンダが最後に訪れたのは、確かホールが工事に入った2008年に葉加瀬太郎の「情熱大陸」のコンサートを観に行った時だったと思います。約10年ぶりですね。
ホール自体の規模も大きくなり2700席になっていす。コンサートホールとしては桁外れに大きいですね。広さ、大きさだけでなくエントランスは豪華で、ホワイエにはバーが設置され、パリの新オペラ座のように洒落た雰囲気に生まれ変わっています。
コンサート自体もしばらくぶり。なかなかチケットがとれずに悔しい思いをしていました。今回のコンサートは日曜日の夜ということもあって何とか1枚、人に頼んで手に入れました。友人を何人も誘うとチケットをとるのが難しいこともあり今回は「完全おひとり様」です。
かなり大人なルックス、でも声の張り、独特のオーラは昔のままです
コンサートの開演前に気付きました。佐野元春を聴きに来る客層って、叔父さん叔母さんばかりか・・・と思っていたのですが、何だか客層が若いのです。1980年代の活躍を知っているのは40歳後半から60歳ぐらいの人たちのはず、それに加えて、20代、場合によっては10代とおぼしき若者たちも少なからず来ています。「もしかして親子で来ているの!?」なんだか不思議な客層です。
佐野元春は2004年に自主レーベルを立ち上げてから毎年のようにアルバムを出して発信を続けているのですが、若い層にも響いているようです。よく『僕はノスタルジーのために曲はつくらない!』と言っていましたが、本当にそれを目の当たりにした気分でした。大歓声に迎えられ登場した佐野はニューアルバム「マニジュManiju」から立て続けに8曲!8キロ近く痩せ、トレードマークだったロングヘアをベリーショートにした佐野の切れ味は昔と変わらない感じです。やっぱりカッコイイのです・・・でも・・・
「マニジュManiju」ライブ!さすがに、ちょっときついか!?がんばれ佐野!!
驚いたのは開演45分で休憩がはいったのです。過去のコンサートを知る者には『ありえな~い』出来事です。お芝居なら「ストーリーを追う」ことが出来るので10分の休憩はそう苦になりませんが、やっぱりコンサートだと辛いですね。せっかくの盛り上りを、後半、また最初から始めないといけない感じが「ちょっとしんどい」(ちょっとどころではない)ですね。でも佐野元春も早や60代、少しは大目に見てあげましょう。後半の幕が開くと、タイトなダークスーツに身を包んだ佐野が、何事も無かったように再び全開モードです。会場も1曲ごとにスタンディングする人が増えて、コンサートタイトルの曲「マニジュ」が演奏される頃には(コンサートのエンディング曲)客席はすっかり佐野元春ワールドに引き込まれていました。
フェスティバルホールの床が抜けるほどの大合唱で、すごいエンディング!!
実は会場を見ていると「年配組み」にはニューアルバムが今一つピンと来ない感じなのです。『僕はノスタルジーのために曲はつくらない!』という佐野の言葉とはウラハラにみんな古い曲も期待しているのです。それが良く解かったのがアンコールの時でした。6曲もアンコールで演奏してくれたのですが、「約束の橋」や「スウィート16」などが始まると3階席まで全て総立ち!最後の「アンジェリーナ」が始まるとコンサートホール全体が絶叫状態、新しいフェスティバルホールの床が抜けるんじゃないかと思うぐらいの怒涛のエンディングでした!これでみんな大満足です!
「いつまでもカッコよくいたい!」佐野元春は、そんな僕らのお手本なのです!!
それにしても、62歳になった佐野元春は本当にカッコイイ。スーツの着こなし、ちょっとした仕草やキメポーズなど、本当にキュートです。レッサーパンダもいずれは佐野元春の年齢に追いつく日がくるのですが、何ともチャーミングなこんな62歳のおじちゃん(ひょっとして、もう、おじいちゃん?)になりたいと心から思いました。佐野元春は曲やファッションだけでなく、そのライフスタイルも僕たちにとってはカッコイイお手本なのです。
今日は、大興奮、佐野元春2018年ウィンターツアーのお話でした。それでは、またね。
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