ぼんぼりのライトアップが素敵!名物「大阪造幣局・桜の通り抜け」
今年は暖かいので桜の開花が早く満開を見逃した方もいらっしゃるのではないでしょうか?そんな方に今年最後のお花見のお話です。関西の方ならご存じの方も多い「大阪造幣局の桜の通り抜け」です。レッサーパンダは会社帰りに夜桜見物に出かけました。1883年(明治16年)から続くこのイベントは今では大阪の春の風物詩です。
桜の通り抜け・入場は天満橋駅側からです
この通り抜けは関西では有名な行事です。無料でお花見ができるということで大変混雑します。沿道には屋台や飲食店も並びたいへん賑やかです。
大変な賑わいなので、入口と出口が決まっており一方通行となっています。入口は京阪電鉄もしくは大阪地下鉄・谷町線の「天満橋」側で、出口はJR桜ノ宮、大阪地下鉄・大阪天満宮側となります(地図を参照)。
これは、実は裏門から入り造幣局の正面門から出るという通常とは逆のコースになっています。いつから、こうなのか解からないのですが、かなり昔からこのコースです。正門の手前から桜ノ宮・大川の川端通りに出ることが出来て、天満橋まで5キロ近い屋台村が続きます。お酒好き、屋台料理好きは真っすぐ帰れないようですね(笑)。
今年の桜は134種類、349本!どれもみごとな八重桜です
毎年、桜の開花の様子により違うのですが毎年300本以上の桜を見物できます。今年は134種類、349本の八重桜が楽しめます。京都・仁和寺の御室(おむろ)の八重桜と並び関西の「遅咲きの桜」として知られています。造幣局の通り抜けが終わると「あぁ、春が終わって初夏だな」というのが関西に住む人の感じるところではないでしょうか。
レッサーパンダが以前訪れたのは、もう4年前で天気の良い土曜日でした。その時は、もう大変で前に進めない状態。桜見物どころではありませんでした。今回は夜桜見物に訪れたのですが、平日という事も有り「写真でも撮ってみようかな」という余裕がありました。ライトアップされた満開の八重桜は「愛おしくなるほど」美しく、種類により「桜ってこんなに違うんだ!」とあらためて感心してしまいました。
今年の花は「大提灯」(おおぢょうちん)!淡紅色の大輪が提灯のよう
造幣局では桜に親しみを持ってもらうために、毎年「今年の桜」というのを決めています。今年選ばれたのは「大提灯」(おおぢょうちん)といい、球形の大輪の花が提灯のようにぶら下がって咲くことからこの名がついたとのことです。
残念ながら、花は今年の温かさのせいで、かなり数が減っていましたが、葉桜になっても楽しめるのが八重桜の良い所です。丸いピンクの花が女性的な優しい感じです。この花は造幣局の売店で売っている通り抜けの記念貨幣セットのデザインにもなっているとのことです。
さすが「なにわの造幣局」商売にも熱心です
通り抜けの出口の側には「記念貨幣セット」などを売っている売店があります。
これは通常の営業日にも開いていて、「コインマニア」の方々は発売日にはこちらに詰めかけます。その売店で面白いお土産を売っています。
「造幣せんべい」、「造幣ゴーフル」などのお菓子です。まるで地方の温泉施設のようなノリなのですが、これがけっこう売れているのです。限定のお菓子をゲットした年配のご婦人がたはご満悦です。さすが、「なにわの造幣局」商魂たくましいのです!
さよなら桜、また来年逢いましょう!!
通り抜けを過ぎて正門方面に出ると造幣局内の賑わいが嘘の様に静かです。実はレッサーパンダはこの静寂が好きです。なんとなく、季節がひとつ終わって、なんだか「一区切り」ついたように思えるのです。
過ぎていく春、やってくる夏にそなえる気持ちになれます。咲き誇る桜たちに「ありがとう!また、来年楽しませてね!!」と声をかけたいような気持になりました。毎年、この国では色々なことがあり、騒々しくて忙しいのですが、桜たちは「毎年忘れることなく」咲き誇って季節を思い出させてくれます。
この国に生まれてよかったと思う瞬間です。本当に感謝です。桜たちよ!また来年よろしくね!今日は大阪造幣局の夜桜見物に出かけたお話でした。それでは、またね。
大阪造幣局「桜の通り抜け」
期 間:平成30年4月11日(水曜日)から4月17日(火曜日)までの7日間
開園時間:
・平日は午前10時から午後9時まで、
・土曜日・日曜日は午前9時から午後9時まで
※日没後にぼんぼりなどでライトアップされています。
交 通:
・地下鉄谷町線・京阪本線「天満橋」駅(京阪東口・2号出口)下車徒歩約15分。
・JR東西線「大阪天満宮」駅(JR2号出口)下車徒歩約15分。
・駐車場は無いのでご注意を。
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