ないしょの絶品「ニラまんじゅう」を食べに天王寺「外灘紅緑灯」へ!
レッサーパンダです。かなり以前の話になりますが、出張で中国に行ったことがあります。北京に約1カ月、その後、独りで上海に移動して1週間というけっこう長い中国滞在でした。北京を去る最後の夜に北京の駐在員の方や地元の人が送別会をしてくれました。市内から30分ほど車で走ると趣のある一軒家に到着。外見は古い民家ですが中国料理の味は絶品で(北京なのに南の地方料理でした)、思い出に残る一夜となりました。今日は、その古民家風の料理店を思いださせる中国料理店のお話です。
JR天王寺駅から5分とは思えない非日常空間
今回、出かけたのは「外灘紅緑灯」(ワイタンホンリュウドン)というお店です。外観は極めて地味。人から教えてもらわないと前を通り過ぎてしまいそうな路地裏の民家です。
この店、実はJR天王寺駅から歩いて5分ほどの所にあります。JR天王寺駅といえば1日の乗降客・約26万人にも達する大阪府内では5番目に大きな駅なのですが、その喧騒を微塵も感じさせないお店です。全くの非日常空間という感じです。
「いらしゃいませ」のない珍しい料理店
店に入ると店員さんの姿が見えません。店の奥には人の気配もするのですが、レッサーパンダたちの来店に気付いていないようです。仕方ないのでカウンターの上のベルを2回ほど鳴らすとしばらくして奥から若い女性が出てきました。「こ・ん・ば・ん・わ」明らかに中国の方。珍しくいらっしゃいませの無いお店です(笑)。
意外と広いうなぎの寝床のような店内を抜け、一番奥にある急な階段を登り二階にあがります。時間が早いせいか自分たち以外にお客の姿がありません。
でも、この店のレトロな雰囲気、なんだか訳もなく落ち着きます。
お目当ての「ニラまんじゅう」に大満足!!
まずは温かいジャスミンティーで喉を潤し、お料理を注文します。お目当ての飲茶の前に前菜の盛り合わせを注文。
クラゲと蒸し鶏、凍豆腐の和え物の3種。ほんの少しのつもりが、けっこうなボリュームの前菜です。腹ペコのお腹をちょっとなだめたところで、お目当ての飲茶を注文します。
注文したのは「海老餃子」、「小籠包」、「ニラまんじゅう」の3品です。この店の小籠包はスープの味がかなりしっかりしているので、酢醤油や生姜などは不要です。
レンゲにとって中のスープをフウフウ言いながら味わいます。
熱々の小籠包を食べていると今日一番のお目当て「ニラまんじゅう」の到着です。餃子の皮でたっぷりのニラと豚肉をギュ―っと包み、これも小籠包以上にカリカリ、熱々に揚げています。
バリッとした皮を割ると中から深い味わいの肉汁が溢れだします。ひと口食べて「あぁ~幸せ!!」
特製のオリジナル・東坡肉チャーハンも味わい深い
食事の最後に「しめ」を注文しました。メニューには麺が3品、チャーハンが3品あります。迷い迷って「東坡肉のチャーハン」を注文しました。東坡肉(トンポーロー)は豚バラ肉の角煮です。八角の独特の香りがエスニックで食欲をそそる贅沢チヤーハンです。
これもけっこうなボリュームでしたがペロリと完食、ごちそうさま。最後は特製マンゴープリンで料理の脂を落とします。濃い味のプリンはマンゴーをモリモリほおばっている感じで大満足。甘い物は別腹ですよね。
あまり騒々しくなってほしくない大切な料理店
実はこの店を訪れたのは4度目で、「ちょっと元気出したいな」という時に名物の「ニラまんじゅう」を食べに来ています。いつ来ても、それほど混んでいなくて「間違いなしの美味しい中国料理」が食べられます。レッサーパンダにとっては隠れ家のような位置づけで長い名前が面倒なので「ニラまんじゅうの店」で通しています。出来ればあまり繁盛しすぎないで欲しいと思うのはワガママでしょうか。この日も、ちょっと日本語が怪しい姑娘(クーニャン)が「ま・た・き・て・ね」とお見送りしてくれました。
今日は大阪・天王寺にある隠れ家・中国料理店「外灘紅緑灯」のお話でした。それでは、またね。
「外灘紅緑灯」(ワイタンホンリュウドン)
場 所:大阪市天王寺区大道1-7-5
アクセス:
・JR 天王寺駅 徒歩5分
・地下鉄谷町線 天王寺駅 徒歩5分
・地下鉄御堂筋線 天王寺駅 徒歩5分
営業時間:
・ランチ 11:30~15:00 (L.O.14:30)
・ディナー17:30~22:30(L.O.22:00)
電 話:06-6777-7740
※不定休で突然休むのでご心配な方はお電話を。予約も出来るようです。
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