恒例!大阪・秋のイベント「大阪クラシック」に行ってきました!!
朝夕が少しずつ涼しくなり秋の気配を感じますね。皆さんの秋といえば何でしょう?「食欲の秋?」、「芸術の秋?」レッサーパンダの秋のはじまりは恒例となった大阪・中之島で開催される音楽の祭典「大阪クラシック」です。
昨年に引き続き今年も大阪クラシックに参加!
昨年の今頃にも「大阪クラシック」のお話は書いたと思うのですが、例年9月中旬の1週間、大阪・中之島界隈でコンサートが開催されます。大阪フィルハーモニー交響楽団桂冠指揮者・大植英次氏がプロデューサーを務め各所でコンサートが開催されます。無料で開催されるコンサートも多く、気楽に良質の音楽に触れる絶好の機会なのです。今年は有料、無料を含め7日間で81回のコンサートが開催されました。
連続テレビ小説「あさが来た」で有名な大同生命・大阪本社
「今年こそは沢山のコンサートに参加するぞ!」と思ってはいたのですが、仕事の関係で結局参加できたのは1回だけという残念な結果。でも、その1回がとても素敵なコンサートだったので、ぜひ紹介したくブログに書くことにしました。開催された場所は大同生命・大阪本社ビルの1階アトリウムです。
大同生命といえばNHKの朝の連続テレビ小説「あさが来た」の主人公・広岡浅子さんが立ち上げた生命保険会社として有名です。とても雰囲気のある空間で即席のコンサート会場とは思えない設えでした。
オーボエという楽器の魅力を満喫した一夜
今回のコンサートは「オーボエを聴く会」でした。演奏者はオーボエの浅川和宏さん、ピアノ伴奏は浅川晶子さん。お二人はご夫婦だそうで、ご主人の浅川さんは大阪フィルのオーボエ演奏者です。以前、人から聞いたのですが、オーボエという楽器の音域は普通3オクターヴ程度なのだそうですが、この楽器の奥の深いところは演奏する人の技量で4オクターヴの音が出せるそうです。極めてデリケートで演者に実力を要求する楽器だそうです。
そういえば「のだめカンタービレ」の映画でオーボエ奏者の黒木君がマイ「リード」を神経質に削って、最高のコンディションにするため湿らせたり乾かしたりしていましたね。本当に繊細な楽器なのです。演奏曲はシューマンの3つのロマンス、同じくシューマンのアダージョとアレグロです。技巧の専門的なすごさは解からないのですが、演奏の素晴らしさはレッサーパンダにも良く分かりました。
1本の管楽器とピアノで演奏されているようにはとても聞こえない、何人かが同時に演奏している様に聞こえるのです。昔、ギターでクロスピッキングという凄い技巧の曲を聴きました。何だかその時のことを思いだしました。ピアノでいえば管楽器が連弾をしているように聞こえる高度なテクニックです。(素人の表現なので、可笑しな言い回しでごめんなさい。なにとぞご容赦を)時間にすると40分程度のミニコンサートだったのですが、すっかりオーボエの音色に魅了されてしまいました。これが無料のコンサートだなんて本当に得した気分です。
「あさが来た」広岡浅子の展示会も同時に見学できました。
得したと言えば、コンサート終了後に大同生命ビルの2階で行われていた展覧会を見学しました。「大同生命の源流・加島屋と広岡浅子」展です。
こちらも、もちろん無料です。江戸末期から明治にかけて栄えた豪商・加島屋の栄枯と広岡浅子による再建の様子が時間軸に沿って説明されていました。
NHKのドラマをご覧になっていた方なら「あぁ~、これはあのシーンだよね」と女優・波留さんの奮闘が目に浮かんだのではないでしょうか。素晴らしいコンサートを聴かせてもらい、展示会まで見学できて、本当に素敵な一夜を過ごすことができました。
この大阪クラシック、これから先、ぜひとも5年、10年と続けてほしいものです。それでは、またね。
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