お笑いでストレス発散!!笑福亭鶴瓶の落語会に行ってきました
本格的な秋に入るとともに仕事も忙しくなってきました。今年は出張も多くストレスもたまりがちです。
ストレス発散の手っ取り早い方法は
レッサーパンダのストレス発散方法はいろいろあります。美味しいものを食べること(一番手っ取り早い)、スポーツなどで体を動かすこと、あともう一つお腹の底から笑うことです。今回、お誘いを受けて「お笑い」でストレス発散をしてきました。出かけたのは森ノ宮ピロティーホールで開催された笑福亭鶴瓶さんの落語会です。
笑福亭鶴瓶について思うこと・・・
笑福亭鶴瓶さんを初めて目の当たりに見たのは子供のころ、はるか昔のことです。京都駅前にあったデパート「丸物」(まるぶつ)でした。(今は無くなっています。近鉄が買い取り、近鉄デパート京都店となり、現在はその跡地にヨドバシカメラ京都店が建っています。)当時からすごい人気で、確かラジオの公開番組だったと思うのですが、なかなか鶴瓶師匠に近づけませんでした。その時の鶴瓶さんはもじゃもじゃのロングヘアーで子供心に「こんなやつ落語家とちがう!」とかなりの違和感を持っていました。ご存じの通り鶴瓶さんが有名になるのは「笑っていいとも」、「天才たけしの元気が出るテレビ」などメジャー番組への出演がきっかけです。でもレッサーパンダたち関西在住の古い世代が知っている笑福亭鶴瓶は『ぬかるみの世界』や『突然ガバチョ!』などローカルテレビ番組や近畿放送(現・KBS京都放送)のラジオパーソナリティーなど『関西人・つるべ』なのです。
ますます磨きがかかった話芸に昔の鶴瓶がかさなる
普通、落語会というと弟子の落語家が前座を務め、師匠がトリをとるのが一般的です。この日もそんなスタイルの落語会かと思っていましたが、さすが鶴瓶師匠!出演者は鶴瓶さんただ一人です。開演早々、着物でなく軽装であらわれた鶴瓶さんがフリートークをはじめます。その軽妙なトークに1990年代に夢中になった上岡龍太郎との伝説番組『鶴瓶・上岡パペポTV』を思いだしてしまいました。(これから劇場に行かれる人のためにトーク内容のネタバレは無しね(笑))
落語はやっぱり人柄なのでしょう
落語の演目は3席でした。いずれも王道の古典落語です。てっきりオリジナルの新作落語が入るのだと思っていたので意外でした。
本音で言うと過去に見た名人の落語(例えば桂米朝さん等々)から比べると粗さが目立つし、舌が回っていないところもあります(たぶん、元々のこの方のしゃべり癖だと思います)。でも、それを補う「雰囲気」、「独特の世界」のようなモノが随所ににじみ出ていて「これは、これで有かな」と思わせます。いつのまにか「落語の世界」に引き込まれていました。やっぱり「芸」とは「人柄」なのでしょうね。
忙しい人気者にはそれなりの理由(わけ)がある
久しぶりに落語会を堪能し、お腹を抱えて笑いました。本当によいストレス発散になりました。それにしても鶴瓶さんは今、本当に忙しいようです。レッサーパンダは落語会の初日に出かけましたが、このあと広島、長崎、熊本、新潟、名古屋、東京と12月8日まで落語会は続くようです。現在、主演映画「閉鎖病棟 -それぞれの朝-」のPRで全国を飛び回っているようですし、12月には東京と大阪で『夢の三競演2019』(桂文珍、桂南光との競演)というビックイベントも控えているようです。その合間を縫ってのテレビやラジオのレギュラー番組、「帝塚山 無学の会」(六代目笑福亭松鶴の住居跡地に建てた寄席小屋を利用し、落語会や演芸、コンサート、トークライブなど、毎月1回秘密のゲストを招いて行うイベント。240回も続いています)も主催しています。あの可愛らしい笑顔からは想像もつなかない過密スケジュールをこなしているようです。よく「暇な人には時間がない、忙しい人には時間がある」といいますが、まるでその名言を地で行っている人です。気さくな笑顔で無理難題を「えぇ~よ」と、こなしていく様子が目に浮かぶようです。
68歳の鶴瓶さんに比べるとレッサーパンダの「忙しい」なんてたかが知れています。お笑いでストレス発散しながらも、(忙しさに文句ばかり言っている自分に)大いに反省した一夜でした。今日は笑福亭鶴瓶・落語会に出かけたお話でした。それでは、またね。
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