2020年の紅葉狩りは国宝・姫路城を借景に!!
こんにちはレッサーパンダです。今年の秋は例年に比べると暖かい日が多かったですね。そのせいか、紅葉の色づきも早く進みました。「今年はもう紅葉を見に行けないかなぁ。」と思っていたところ、仕事先で素晴らしい紅葉を見ることが出来ました。
JR姫路駅から臨む天下の名城「姫路城」
出かけたのは兵庫県の姫路市。ご存じの方も多いと思いますが、この町には国宝で、1993年日本初の世界文化遺産として登録された姫路城があります。JR姫路駅の北側に出ると目の前に大手前通りというメインストリートが通っています。その通りを進みきった先に姫路城が凛々しくそびえ立っています。
![JR姫路駅から姫路城を臨む ステーションビルから真っすぐに続く大通りの向こうに姫路城の天守閣が綺麗に見えます。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2020/12/915e169cf0cddd33f58662e0354109d9.jpg?resize=600%2C450)
ステーションビルから真っすぐに続く大通りの向こうに姫路城の天守閣が綺麗に見えます。
この風情を見ると「姫路の街は本当に城下町なんだなぁ。」と改めて実感します。
30年ぶりに訪れた姫路城の美しさに感激!!
日本にはかつて2万5000以上のお城があったそうです。しかしながら江戸時代以前からの天守が現存しているのは、たったの12城だそうです。姫路城が現在の形で建築されたのは慶長14年(1609年)といいますから411年も前のことです。その白亜の姿、鷺(サギ)が羽を広げたような形から「白鷺城(しらさぎじょう、はくろじょう)」と呼ばれています。
![姫路城 天守閣 日の光を浴びて白く輝く姫路城。この白は特別な技法を使い漆喰でしあげられたものです。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2020/12/be9589cd7bc1c7e8119a78e6df44d0ef.jpg?resize=600%2C455)
日の光を浴びて白く輝く姫路城。この白は特別な技法を使い漆喰でしあげられたものです。
一時は、その漆喰の白さが仇となり、かなり傷んで見えました。現在は平成の大修理も終わり(2015年・平成27年)、かつての美しさを取り戻しています。
実はレッサーパンダがこの姫路城を訪れたのは約30年ぶりです。30年前、その当時も巨大な木造建築の素晴らしさに圧倒されました。楼門(菱の門)の迫力や城の天地を貫く大柱の太さなどの記憶が鮮明に残っています。
![菱の門 姫路城は松平健の「暴れん坊将軍」をはじめ数々の時代劇のロケ地としても有名です。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2020/12/6ffbcd30987ee5c6419739f7c0bea583.jpg?resize=600%2C459)
姫路城は松平健の「暴れん坊将軍」をはじめ数々の時代劇のロケ地としても有名です。
![東大柱 天守閣を貫く東大柱。地下1階、地上6階の姫路城を支えます。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2020/12/6a882aa43df9add83fe2a7e5cf1847c7.jpg?resize=452%2C600)
天守閣を貫く東大柱。地下1階、地上6階の姫路城を支えます。
また、大きな槍を掲げる武器庫の跡や壁に開いた狭間(さま:鉄砲用に使う三角や四角の狙い穴)を間近に見て「ここには本物の侍たちがいたんだ」と戦国時代を夢想していたことを思い出します。
![武具掛け 敵の侵入を阻むために設えられた長槍の武具掛けがついた廊下。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2020/12/83b574c627eb62344132e6e6fda4b5fe-1.jpg?resize=455%2C600)
敵の侵入を阻むために設えられた長槍の武具掛けがついた廊下。
![三角の狭間 三角形の狭間(さま)。鉄砲で敵を狙うための穴で射手側が広い。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2020/12/c7d5fa43dbe7c50090618542bd439ea3.jpg?resize=450%2C600)
三角形の狭間(さま)。鉄砲で敵を狙うための穴で射手側が広い。
また、このお城はトリビアが本当に多くて、例えば14代目の城主・黒田官兵衛はクリスチャンで屋根瓦にこっそり十字架を刻ませたとか、番長皿屋敷のエピソードで有名な伝説の「お菊井戸」が本当にあったりだとか、見どころがいっぱいです。レッサーパンダも姫路城ツアーを十分楽しみました。
![お菊井 本当にあるお菊の井戸。どういう訳か井戸の底には大量のお賽銭が投げ込まれていました。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2020/12/96de9dffee5a5587247faf02c2318b50.jpg?resize=600%2C450)
本当にあるお菊の井戸。どういう訳か井戸の底には大量のお賽銭が投げ込まれていました。
世界遺産・国宝の姫路城を借景とする名庭園
さて、紅葉の話にもどります。姫路城の敷地内に「好古園(こうこえん)」というお庭があります。江戸時代の藩校「好古堂」に因んで命名されたと日本庭園で、平成4年に整備され姫路城西御屋敷跡庭園と称されています。
![好古園 紅葉で有名な日本庭園「好古園」。12月6日まで夜間のライトアップも実施されています。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2020/12/a23d403cd6aa894c36e942b9d88a712c.jpg?resize=600%2C454)
紅葉で有名な日本庭園「好古園」。12月6日まで夜間のライトアップも実施されています。
![好古園 紅葉 園内には錦鯉が泳ぐ大きな池や滝があります。庭の奥には立派な茶室もあります。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2020/12/7ed558dfc61e10060671f0ed36ae7a26.jpg?resize=600%2C450)
園内には錦鯉が泳ぐ大きな池や滝があります。庭の奥には立派な茶室もあります。
ここは紅葉の名園です。諦めていた今年の紅葉を期せずして観賞する機会に恵まれました。この庭園の一番の魅力は姫路城を借景として楽しめることです。訪れた日には広い中庭園でバンドの演奏会も開催されており会場からも姫路城の麗しい姿を見ることができました。
![オープンエアコンサート 仮説ステージの向こうには紅葉、そのまた向こうには姫路城の天守閣が見えます。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2020/12/e289f3c0956691da4df06eed84b6eb31.jpg?resize=600%2C450)
仮説ステージの向こうには紅葉、そのまた向こうには姫路城の天守閣が見えます。
庭園の紅葉と名物料理を堪能しました
庭園内にはお茶室やレストランもあります。レストラン「活水軒」では庭の紅葉を観賞しながら食事をすることができます。姫路の名物となっている穴子を使ったお料理や上質な和牛の陶板焼きなどが楽しめます。
![活水軒 紅葉の庭を観賞しながらのランチは最高です。お料理も美味しく話もはずみます。](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2020/12/cf2a1ecca6b0d12dbb3858501b1a6eb4.jpg?resize=600%2C600)
紅葉の庭を観賞しながらのランチは最高です。お料理も美味しく話もはずみます。
![穴子丼 定食 名物の穴子丼と季節野菜の天婦羅がついた定食を楽しみました。美味です!](https://i0.wp.com/tyairopanda.com/wp-content/uploads/2020/12/78dc1c1e6fbc8043e1044e61d9cf3360.jpg?resize=600%2C600)
名物の穴子丼と季節野菜の天婦羅がついた定食を楽しみました。美味です!
コロナウイルスのせいで諦めていた今年の秋の観光でしたが、「お城」と「紅葉」と「名物料理」を一度に楽しむ充実した一日となりました。次は春の桜が満開の時期に訪れたいと思います。
今日は日本の名城・姫路城で今年最後の紅葉を楽しんだお話でした。それでは、またね。
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