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2017-09-03

パリに一番近いパン屋さん「ル・プチメック」

おはようございます。レッサーパンダです。

朝夕が少しずつ涼しくなっているのが感じられ、季節は確実に秋に向かっていますね。食欲の秋の始まりです♪今回も朝ごはんにぴったりの美味しいパンの紹介なのですが、今回のパン屋さんは少し街のパン屋さんと雰囲気が違います。

パリに長期滞在した時のことを思い出させてくれる店です。

レッサーパンダは若い頃、フランスのパリ市に少し長い旅をしたことがあります。毎日毎日、美術館に出かけたり、夜遅くにオペラを見に行ったり、深夜のカフェで酔っ払ったりと、今思うと夢の様な日々でした。パリは実は物価が高い街で、お金があると毎日楽しいのですが、1週間もするとお財布の中がとても涼しくなって懐具合が心配になってきます。いつもレストランでご飯を食べるというわけにいかないので、良く街のデリカテッセンやパン屋さんに出かけて安くすませておりました。パリのパン屋さんでは硬くて香りのよいバタールやフィセルなどを買い込んで齧っておりました。

バケットの香りや深い色合いがパリを思い出させます。

今思うと、レッサーパンダにとって、あの時の味がフランスパン体験の原点かもしれません。

真っ赤な店舗の外観。街並みに自然になじんでいるのが不思議です。

ル・プチメックはあの時のパリを思い出させてくれるお店です。

味だけではない、「パリのパン屋」を意識した店づくり。

この店のパンはかなり前から美味しいと評判で、同業のパン職人が通う「パリに一番近い味」と評判でした。

アンティーク家具、板張りの床などが良い雰囲気です。

硬く噛みごたえがあり、小麦の香りが高い・・・常に30種類以上が並びます。

バケットの香りや硬さ、ブドウやクリームチーズ、クルミをふんだんに使った本場を思わせるパンの数々。また、タルトやクロワッサンアラクレームなどのデザートパンが多いのもフランス風です。それと、この店の人気の秘密がもうひとつ、パンの美味しさも勿論なのですが、魅力は良く作りこまれた店内の雰囲気です。

ビストロ風の店内イートインが魅力的です。

店内にはイートインコーナーがありますが、雰囲気は洒落たパリのビストロのようです。

土曜日などはいつ行っても席が空かなくて、残念な思いをすることあり。

店内にはフランス人DJのラジオ番組が流れており良い演出になっています。

また、ここのパンを求めてやってくる京都在住の外国人客が多く、特にフランス人のお客さんがフランス語で壁に落書きをして帰るのが店の雰囲気を盛り上げています。

案外リーズナブルな価格で入りやすいお店です。

外国人が多いなどと書くと「実は敷居の高い店ではないか?」と思われそうですが、そうでは無くて、近所のおじちゃんが遅い朝ごはんを買いに来たり、近くの学校の大学生のカップルがイートインでお昼ご飯を食べたりしています。かなり地元密着型です。そのせいか、この店は駐車場も無いし、地下鉄の駅からも案外遠いのです。その点がちょっと減点かなぁ。

イートインで食べるときはコーヒーを注文したり、パンを温めてもらうこともできます。

それでも、レッサーパンダは大好物のチキンとバジルのサンドイッチやリンゴタルトを求めて、駅からテクテク歩くのです。美味しい物を食べるには、時には努力も必要です(笑)・

大好きなチキン・バジルサンド。バジルの香り濃厚。

そうそう、こちらの店週末だけ営業なのでご注意を。

今日はパリに一番近いパン屋さん「ル・プチメック」さんのお話でした。

Le Petitmec ル・プチメック 今出川店

住所:京都府京都市上京区今出川通大宮西入ル元北小路町159番地

TEL:075-432-1444

定休日:月曜~木曜(祝日は営業)

OPEN:8:00~18:00

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