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2017-10-03

ナカガワ小麦店のシナモンロールは口コミどおりの「くせ」になる美味しさ。

京都・下鴨本通北山に京都ノートルダム女子大はあります。有名な女子大で小学校から大学院までの一貫校です。関西では知られたお嬢様学校です。その学校から南に800mほど下ると下賀茂神社です。もう目の前が下賀茂神社という辺りに「ナカガワ小麦店」という変わった名前のパン屋さんがあり、そこのシナモンロールが絶品だと、お嬢様学校に通う女子大生に教えてもらいました。

気づかないで通り過ぎそうなシンプルなお店です。

そのお店は外から見ただけではパン屋さんとわからないぐらいシンプルです。古い木軸の窓枠のガラス扉、年季の入った真鍮のドアノブ。玄関先の大きな日よけ(天蓋)が無ければお店であることすら気づかず通り過ぎそうです。

シンプルなナカガワ小麦店の外観です。外から見ると何のお店?という感じ。

店内も極めてシンプル。パンは対面式のショーケースに収められていて、最近はやりの自分で好きなものをどんどんお盆に取っていくベーカリーとは趣が異なります。

パンは小さなショーケースに並びます。可愛いお姉さんが注文すると取ってくれます。

お目当てのシナモンロールは幅1m50cmほどの小さなショーケースに綺麗に整列しています。レッサーパンダは定番の「シナモンロール」と胡桃がまぶされた「シナモン・ノア」、ベルギーチョコレートを使った贅沢な「パン・オ・ショコラ」、無花果と胡桃がどっさり入った「フリュイ・ルヴァン」、丹波産大納言がぎっしり包み込まれた「アン」を大人買いしてしまいました。お店は人が4人も入ればいっぱいな感じです。レッサーパンダが訪れたときは他に2組のお客さんがいましたが、1組は外で待っていてくれました。あぁ、そのための大きな日よけだったんですね。これなら雨が振っても店外で待てるわけです。

棚にならんだ山切りパンが気になり一緒に購入。

御会計をするのでレジでパンの数をかぞえてもらっていると、お店のお姉さんの後ろに山切りパンが並んだ棚が眼に入りました。

スイスのパン屋さんのような楽しい陳列棚。おもわず1斤買いました。

小ぶりですが、どれも綺麗なきつね色で本当に美味しそうです。「その食パンは予約品ですか?」と聞くとお姉さんはにっこりして「取り置きもありますが、今日はお分けする分もありますよ。」おもわず「それください!!」

それをきっかけにお姉さんと少しお話をしました。「人から聞いて来たのですが、こちらのシナモンロールが人気なんですよね。」「はい、私も大好きです!」と元気で素直な太鼓判をいただきました。

整然と並ぶパンたち。買ってもらうのを心待ちにしているように見えます。

香り高いシナモンロールは間違いない味でした。

家に帰るとちょうどお昼で、買ってきたパンで子供たちと昼食です。(お母さんパンダは今日は仕事なので3人でランチです。)

包みをあけるとシナモンの良い香りが広がります。まずはシナモンロールとシナモン・ノアをいただきます。豊かな香りとともに、ひと口食べると自然な甘さがくせになります。取り合うようにしてあっという間に完食です。

手前の二つが噂のシナモン・ノア(左)とシナモンロール(右)です。

レッサーパンダは無花果の甘酸っぱさと胡桃の香ばしさが後を引くフリュイ・ルヴァンも気に入りました。しっかりした歯ごたえがたまりません。噛めば噛むほど長時間発酵の小麦が香り立つようです。

無花果と胡桃がいっぱい入ったフリュイ・ルヴァン。

小ぶりで綺麗な見た目の「山切りパン」。さあどうしよう。

小ぶりで可愛い「山切りパン」ですが、きつね色のパリパリと中のふわふわが見ているだけで想像がつきます。トーストは当たり前、できれば、このまま食べたいですね。

外から軽く押すと「ふわふわ感」が伝わってくる山切りパン。

そこでサンドイッチにすることにしました。大胆に厚切りにして、目玉焼きとロースハムとレタスを挟みます。バター、マヨネーズ、粒マスタードにワインビネガーを少々まぜたソースをたっぷり塗りました。少々、大人仕様のサンドイッチでしたが、子パンダたちにも大好評で、3人でほぼ1斤食べてしまいました。

超厚切りのサンドイッチで豊かな小麦の香りを楽しみました。

噂どうり、女子大生の口コミに間違いはありませんでした。「人を幸せにしてくれるパン」に大満足です!

ナカガワ小麦店

場所:〒 606-0816京都市左京区下鴨松ノ木町52-1

※京阪出町柳駅から徒歩15分。市バス「下鴨神社前」バス停から徒歩2分。

TEL075-702-6672

営業時間: 9:00~18:30  定休日: 月・火

http://nakagawakomugiten.com/index.htm

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