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2018-01-23

Kaikado Café 開化堂カフェ・京都の伝統工芸と珈琲の心地よいハーモニー

京都という街は他所の人が想像する以上に沢山の職人さんが、様々な分野で活躍しています。友禅や扇、京人形、陶器に仏具など代表的なものは想像がつきますね。でも、もう一歩深く京都に関わると、実は京都の職人さんは日々生活に必要な物の数だけいて、各々に何十年、場合によっては子々孫々何百年も伝統を守っていることがわかります。不思議なもので、代々、一徹に伝統を守る人がいる反面、京都では伝統的なものと新しいものの融和が日々行われ、極めて新しいシーンが見えてきたりします。明治8年創業、日本で一番古い手作り茶筒の「開化堂」。その老舗が手掛けたKaikado Caféもそんな新しい京都のワン・シーンなのかもしれません。

独特の雰囲気。以前から気になっていたお店。

Kaikado Caféは河原町七条にあります。普段は特別用事がなければ行かない場所です。

河原町七条の交差点。普段は足が向かないエリア。東に直進すると国立博物館があります。

河原町七条の交差点。普段は足が向かないエリア。東に直進すると国立博物館があります。

河原町沿いにあるこのお店がレッサーパンダは以前から気になっていました。出来たのは2016年の5月らしいのですが、有形文化財になっている古い建物に頻繁に人が出入りしているのを車で通るたびに目撃していました。茶筒を作る会社が経営しているカフェだと知ったのは、この近くに勤める友人からの口コミでした。

有形文化財に指定されている「Kaikado Café」の建物。

有形文化財に指定されている「Kaikado Café」の建物。

時間がゆっくり流れる不思議なカフェ。

レッサーパンダが訪れたのは土曜日の午後4時でした。外から見るより意外に広い店内はほぼ満席でした。そう待たずに4名席に一人で座れました。

和風な内装や建具が銅製の珈琲缶の色調とマッチ。実はデンマーク製のインテリアです。

和風な内装や建具が銅製の珈琲缶の色調とマッチ。実はデンマーク製のインテリアです。

沢山のお客がいるのに、何だか落着けて時間がゆっくり流れているように感じます。その理由を考えていたのですが、天井が高いことと、大きな窓から入る外光が居心地の良さを演出しいているようです。

開化堂の製品が並ぶショーケース。見ているだけで楽しい。

開化堂の製品が並ぶショーケース。見ているだけで楽しい。

また家具、丁度品は天然木で出来ており座っても手で触れてもとても優しいのです。(デンマーク製のインテリアだそうです。)あと、とても重要なことなのですが店内には「開化堂」の商品である茶筒や珈琲缶などがたくさん展示されています。

見ていて不思議なのは小さな子供連れのお客が多いこと。

見ていて不思議なのは小さな子供連れのお客が多いこと。

ブリキや銅、真鍮で作られた作品は、どれも綺麗な飴色で店内に独特の雰囲気を与えています。作品には直接触れることもできます。

テーブルにあるシュガーポットも開化堂の製品です。

テーブルにあるシュガーポットも開化堂の製品です。

例えば各テーブルに置いてあるシュガーポットは開化堂の作品で、器は銅、蓋は真鍮です。触れた時の風合いや真鍮のずっしりした重みは何とも言えません。

シュガーポットの蓋は真鍮製です。ずっしりした重みが素敵です。こちらも売っていました。

シュガーポットの蓋は真鍮製です。ずっしりした重みが素敵です。こちらも売っていました。

気負わない『しっかり』なこだわりが良い。

このカフェでは宇治の厳選された玉露を提供したり、日本の水に合った紅茶をイギリスでわざわざブレンドさせて取り寄せたりしています。メニューを見ているだけでも楽しくて目移りするのですが「ここの珈琲は美味しいよ」と友人に教えられていたので注文は珈琲です。Kaikado Caféで出される珈琲は業界では有名な「中川ワニ」さん(ワニさんについて書くと長くなるので割愛)という焙煎家のオリジナルブレンドです。レッサーパンダが頼んだのは「祝珈琲」。エチオピアのゲシャ・ビレッジから中川ワニさんの元に届いた貴重な豆を丁寧に焙煎されたものでこの時期の限定品です。(ゲシャはブルーマウンテンよりも高級品)深みのある芳醇な味わいは、ここでしか味わえない逸品です。

カップは微妙な楕円形で曲線が自然に口に沿うように作られています。青磁が美しい。

カップは微妙な楕円形で曲線が自然に口に沿うように作られています。青磁が美しい。

レッサーパンダは珈琲と一緒にスイーツも頼んでみました。HANAKAGOというパン屋さんが特別に作ったガトーショコラとシュトーレンは、しっかり存在感があります。また、珈琲を飲んでいて気付いたのですが、青磁のカップは宇治の朝日焼きではないでしょうか。400年以上前から茶器を手掛ける朝日焼きの独特の風情が中川ワニさんのブレンドとベストマッチです。気負わないKaikado Caféの贅沢なこだわりが本当に心地よいのです。あぁ~あ、時間がゆっくり流れている。

祝セットにはガトーショコラとシュトーレンがついてきます。甘さひかえ目で大人の味です。

祝セットにはガトーショコラとシュトーレンがついてきます。甘さひかえ目で大人の味です。



ひとめぼれ!美しい銅の珈琲缶がほしい!!

店内のショーケースに焙煎家の中川ワニさんプロデュースの珈琲缶を見つけました。300g入りと200g入りがありブリキ、真鍮、銅が選べます。お店の方にお話を聞くと「はじめは金ぴかですが、毎日触れて時間をかけてやると、本当に美しい飴色になりますよ」とのことです。

ワニのロゴが可愛らしい珈琲缶。欲しくてしかたなかったのですが少々お高めです。

ワニのロゴが可愛らしい珈琲缶。欲しくてしかたなかったのですが少々お高めです。

胴部分には中川ワニのロゴマーク入りです。レッサーパンダは毎日コーヒーをドリップするのですが、珈琲缶は200g入りを使っています。見ているだけで幸せになれるこの珈琲缶が欲しくて、おもわず衝動買いしそうになりました。でも銅製で30,500円とかなりお高めです。ギリギリのところで熱から醒め、我に返り思いとどまりました。(ふ~う、やれやれ・笑)こんな、心たゆたう時間も含めて楽しいひとときでした。

店内の珈琲缶には「里親制度」があり、店員さんが一人2~3本程度をお世話しているそうです。毎日やさしく触れ続けると本当に美しい飴色の筒になるのだそうです。

店内の珈琲缶には「里親制度」があり、店員さんが一人2~3本程度をお世話しているそうです。毎日やさしく触れ続けると本当に美しい飴色の筒になるのだそうです。

このKaikado Caféを見ていて思ったのですが、「なにか新しいことをやってくれそう」発展途上でまだまだ可能性がありそうです。定期的にウォッチングに訪れたいと思っています。それと、珈琲缶貯金を始めようと心に誓ったレッサーパンダでした。

店の奥には中庭があり、気候の良い時期には店外でも楽しめます。春が待ち遠しいですね。

店の奥には中庭があり、気候の良い時期には店外でも楽しめます。春が待ち遠しいですね。

今日は河原町七条にあるKaikado Caféのお話でした。それでは、また。



Kaikado Café開化堂カフェ

住所:〒600-8143 京都府京都市下京区河原町通七条上ル住吉町352

営業時間:10:30~19:00 (L.O.18:30)

木曜日、第一水曜日休み(夏季休業、年末年始休業有)

TEL:075-353-5668

※本日、レッサーパンダがいただいたのは「祝セット」(ゲシャとHANAKAGOスイーツセット)で2,200円でした。

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