宇治茶大好き!!「ハレの日茶会」に家族で参加
レッサーパンダです。先日、近くのショッピングモールを歩いていたら、何やら楽しそうなイベントをやっていたので参加してみました。レッサーパンダが住んでいる宇治にゆかりの深い「お茶」にまつわるイベントです。
まいにち、ハレの日「茶の里プロジェクト」
このモールでは今年の春から地域とのつながりを深めるためのプロジェクトとして「まいにちハレの日!茶の里プロジェクト」という企画を開催しいているそうです。(知らなかったぁ)
京都山城地域や宇治茶の魅力を積極的に発信していく取り組みで、京都府茶業会議所、京都府茶協同組合、京都府山城広域振興局、京都府立茶業研究所などが協力する「かなり本気な」取組です。レッサーパンダが参加したこの「ハレの日茶会」もその一環です。
「水出し玉露のふるまい」(冷たい玉露のサービス)や「宇治茶」が楽しめるオープン・バーや子供向けの宇治茶体験、宇治茶レディ―(キャンペーンガール)との記念写真などなど盛りだくさんのイベントで、夏休みのモールということもあり大盛況でした。
宇治茶の歴史について少々・・・
宇治茶の歴史は古く、その始まりは13世紀の初め頃と言われています(諸説あるようです)。16世紀後半に千利休が「う~ん!やっぱり宇治茶が一番よね!!」と後押ししてくれたことが全国的に広まったキッカケになったようです。その後、江戸時代になると、17世紀初めに宇治萬福寺の僧隠元が釜炒りの煎じ茶(揉み製)を日本に伝えたり、江戸時代中期(18世紀中頃)には、宇治田原湯屋谷の永谷宗圓により、蒸した茶の新芽を焙炉の上で揉み乾燥させる、これまでに無かった「宇治製法(青製煎茶法)」が生み出されたりと『宇治茶の技術革新』が始まります。
また、江戸時代末期には以前のブログでも紹介した辻利右衛門が考案した「茶箱」が実用化されたことにより、国の貿易産業の一翼を担うようになります。生産量こそ静岡県や鹿児島県などに劣るものの、その品質の高さや品格で「お茶と言えば宇治」というイメージが定着しているのは皆さんご存じのとおりです。
抹茶アート体験!ちび画伯がんばる!!
今回、「ハレの日茶会」では色々な参加型イベントが開催されていたのですが、レッサーパンダ一家もその中のひとつに参戦しました。
レッサーパンダ家の双子は「抹茶のラテアート」に挑戦しました。まずは茶筅(ちゃせん)をお借りして自分で抹茶を立てます。その上にチューブに入った練り茶を少しずつ垂らして行きます。
コツは「点」で形を丁寧に描いていくこと。大雑把に形ができたら、今度は菓子用の楊枝で少しずつ線にして仕上げて行きます。簡単そうに見えてけっこう時間がかかり、約20分の悪戦苦闘の末に何とか完成しました。出来ばえはさておき、ひとり200円で十分楽しめましたよ。
地域とのつながりを大切にしたい
今回のイベント会場の一角に宇治茶を生産している町の紹介コーナーがありました。宇治茶といっても様々な町で作られており、それぞれ作るお茶の種類も個性も違うという事を改めて知りました。「たかがお茶、されどお茶」というところでしょうか。地元のモールが地元の産業を後押しするイベントに大変好感が持てました。
素晴らしい宇治茶の魅力を知ってもらうことは、生産者にも販売者にも利益をもたらしますし、消費者は地域の素晴らしい特産品を手に入れ、その地域に住むことの誇りや文化の大切さを再発見できます。これこそ、(近江商人ではありませんが)『三方よし』というものですね。レッサーパンダもいずれ地域貢献の活動をしたいと密かに考えています。この企画、なんだか良いヒントをいただけたように思いました。今日はお茶にまつわるイベント「ハレの日茶会」のお話でした。それでは、また。
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