上野の森美術館「日本の自然を描く展」を見てきました!
レッサーパンダです。先日、美術展に行ってきました。今日はそのお話です。東京都台東区上野恩賜公園にある「上野の森美術館」は1879年(明治12年)に設立された公益財団法人日本美術協会が設置する美術館として1972年(昭和47年)にフジサンケイグループが開館しました。数々の企画展を開催する傍ら、美術館が主催する冠展覧会の開催にも積極的です。上野の森美術館が主催する展覧会は、その歴史の長さやレベルの高さから現代美術作家の登竜門となっています。
優秀賞!!受賞おめでとうございます!!
今回、作品鑑賞に訪れたのは上野の森美術館が主催する「第31回上野の森美術館‐日本の自然を描く展」です。実は画箋堂の絵画教室でご一緒しているTさんが入選されたのです。入選のみならず『優秀賞』まで受賞されたのです。何と素晴らしいことでしょう!!展覧会の会場は神戸市にある原田の森ギャラリーです。
日本の自然を描く展は、上野の森美術館だけではなく仙台と神戸で巡回展を開催しているのです。会場となる「原田の森ギャラリー」は兵庫県下でも有名な展覧会場、かなり広い場所です。Tさんの作品を探すのに苦労するかなと思っていましたが、すぐ見つけることができました。入口を入った正面には冠賞(上野の森美術館賞、文部科学大臣賞、産経新聞社賞など)、その左右に優秀賞が展示されており、かなり人目を惹く良い場所に展示されていました。
Tさんは海外出張をされる方で、その度に印象に残った風景を作品にされています。人の心に残る風景を上手に切取る技術をお持ちで、その場の空気を感じさせる丁寧な筆遣いは作品を見る人を惹きつけます。周りの受賞作よりも輝いて見えました。
壮観!!2,533点の力作が一堂に集まる
展覧会の規模、出展作は予想していたよりも遥かに多く、全部で2,533点もの作品が展示されているそうです(会場内の説明文より)。自由部門と課題部門があり、作品のジャンルは日本画、油絵、水彩画、版画、ちぎり絵、水墨画などかなり自由で幅が広いのです。ジャンルの広さも手伝ってか、今回の総応募作品数はなんと4,115点もあったそうです。
レッサーパンダは教室のお友達3人と出かけたのですが、作品を鑑賞しだすと、約2時間、誰とも一言も話さず絵を見ることに集中していました。作品の多さもあるのですが、バラエティーに富んだ作品は見ていて飽きません。夢中になっていました。
絵を描き続けるモチベーションをいただきました
絵画にかぎらず、音楽でも舞台芸術でも、作品作りを仕事にできる人はごくわずかです。多くの人は仕事(本業)を持ち、忙しい中で時間を作り制作に取組んでいます。寝る時間を削り、他の楽しいことをあきらめて作品作りに取組んでいる人も少なくないはずです。時には投げ出したくなったり、「もうやめてしまおう!」と筆をおいてしまいたくなるときもあります。そんな中で、同じように頑張っている仲間が賞をとり、その作品が高く評価されるということは、創作活動を続ける大きなモチベーションになります。
「好きなことを続けたいという気持ち」を新たにできるとともに、「自分も描き続けていれば、いつか誰かの目にとまるのでは・・・」と勇気がもらえるのです。今回、拝見した作品の数々は本当に素晴らしかったですし、何よりも「このような作品展に出品する」ことは作品作りを続けるための良い刺激になるのではないかと思えました。
レッサーパンダにとっては良いキッカケをいただいた展覧会でした。いつかレッサーパンダも展覧会に出品してみたいと思いました。
今日は上野の森美術館が主催する「日本の自然を描く展」へ出掛けたお話でした。それでは、またね。
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