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2017-10-16

4年ぶりに乗った「阪急電車・今津線」はやはり上品な路線でした。

関西圏にお住みの皆さんなら大体うなずいていただけると思うのですが、関西の広域電鉄には漠然とした「お上品順位」があって、まず一番お上品なのが阪急電鉄。「宝塚歌劇団」や「新婚さんが住みたい沿線No1の阪急神戸線」などイメージの良さはダントツです。それにJR線が続き、京阪電鉄の順にならびます。あと、阪神電鉄、南海電鉄が同率4位かなぁ。近鉄もありますが、名古屋に出張が多い「隣のおじさん」という感じです。

1910年の開業より「えんじ色」の車体は変わらず阪急のトレードマークです。

阪急電車は沿線のイメージだけでなく、車両も広くとても綺麗。乗っている人たちも、そこはかとなくお上品ですよね。

阪急電鉄の宝塚線、今津線はレッサーパンダの原風景です。

これまでブログでレッサーパンダは「京都人」アピールをしてきたのですが、実は生まれは兵庫県宝塚市です。生まれてから小学校にあがるまで阪急電鉄の清荒神という駅(宝塚駅から一つ大阪よりの駅です。)から5分ほどのところに住んでいました。人生のほとんどを京都府の宇治市で過ごしているのですが、5歳ごろまで暮らしていた宝塚の記憶はとても鮮やかです。宝塚大劇場で歌劇を見た華やかな記憶やドウランの香り。宝塚駅で迷子になって、独りで勝手に今津線に乗って西宮北口まで行ってしまい両親を死ぬほど心配させたこと。宝塚駅の側を流れる武庫川の河原で大きな花火大会が催されていて、大きな花火に見とれていたことなど、鮮明に記憶に焼き付いています。

阪急電車と宝塚大劇場。手前のこの橋を宝塚の生徒さんがよく歩いています。

大阪駅から阪急電車に乗り仁川駅へ向かいまいました。

阪急・今津線は宝塚駅から西宮北口までの8駅15分の短い路線です。この日は仁川駅に用事があり出かけました。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、この今津線は作家・有川浩さんの小説「阪急電車」の舞台になっています。宝塚・宝塚南口・逆瀬川(さかせがわ)・小林(おばやし)仁川(にがわ)・甲東園、門戸厄神(もんどやくじん)・西宮北口の8駅にそれぞれのドラマがあり、人と人の出会いを丁寧かつ愛情を持って描かれています。

地図のほぼ中央「宝塚」から「西宮北口」までが今津線。ちなみにレッサーパンダが5歳まで過ごした場所は宝塚の隣にある清荒神駅です。清荒神は「火の用心」の仏様で、山頂にある大きなお寺と門前の出店が有名です。

駅ごとに登場する人物のエピソードは一話完結的で別々のお話なのですが、それが最後には輝かしいネックレスの宝石のようにつながります。たいへん良くできた小説です。この小説は映画にもなっていて実際の各駅がロケ地になって登場します。レッサーパンダにとって、その景色が本当に懐かしかったのですが、映画自体は女優・俳優陣が豪華すぎて(中谷美紀、戸田恵梨香、宮本信子、谷村美月、有村架純、芦田愛菜、勝池涼、相武紗季、玉山鉄二、安めぐみ、などなど)ちょっと引きます。頑張りすぎが、ちょっと失敗でしたね。(あくまで本当の駅を知っているレッサーパンダの私的な感想です。)

小説・阪急電車。今でもレッサーパンダが大切にしている1冊です。

そんな事を思い出していたら、あっという間に目的地の仁川駅につきました。いつか時間がとれたら、阪急・宝塚線、今津線の各駅を丁寧に歩いてみたいと思います。有名な神社や人気のカフェなど楽しめるスポットが沢山あるようです。それではまたね。

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