平成最後の春!自衛隊「桜まつり」で春を満喫!!
レッサーパンダです。前週のブログで京都府立植物園の桜について書きました。今週も桜のお話です。自宅の近くに自衛隊の駐屯地があるのですが、その駐屯地では年に数度、施設内の一般開放をしています。
自宅近くにある宇治駐屯地が施設を一般開放。約1.5kmに及ぶ桜並木が壮観!!
場所は「宇治駐屯地」と言って、京阪電鉄・黄檗(おうばく)駅を降りてすぐの所にあります。実は子供の頃に剣道の練習のためによく訪れた馴染みのある場所です。この駐屯地では年に数度、一般の方も入れる場内開放の企画をやっています(春の「桜まつり」、夏の「盆踊り」、「秋の「創立記念日」)。今回訪れたのは春の「桜祭り」。例年、4月・第一週の土・日曜日に開催されています。
宇治駐屯地には東西に延びるメインストリートがあります。その長さ約1.5km。その道路沿いに手入れの行き届いたソメイヨシノが植えられており、まさに「桜の花道」となっています。本当に壮観な上に、完全な歩行者道路となるため美しい桜をゆっくり堪能することができます。新聞記事の情報では、この桜、約500本もあるようで、京都府以外からわざわざ足を運ぶ方も少なくないとか。
「グンオタ」ではないけれど戦車やヘリコプターに興味津々。
ここのお花見の面白い所は、自衛隊ならではの施設見学ができることです。駐屯地の入口付近には普段見ることのできない戦車やヘリコプターの実機展示がされています。その前で写真を撮るのは見学者のお約束です。
実は、この駐屯地は明治27年に発足しており、戦後、自衛隊に再編されてから既に67年となります。駐屯地内には旧・日本軍時代からの歴史解説や古い装備品を展示する「彰史館」という専用施設もあります。
現在もこの駐屯地は銃器、弾薬、車両、化学器材、施設器材、通信器材及び衛生器材の調達に置ける西日本の重要なポジションを担っています。この「彰史館」では明治以来、この駐屯地の担ってきた役割や歴史的背景を知ることが出来て大人もつい足を止め引き込まれてしまいます。
また、厚生センター(食堂など隊員や家族の便宜を図る施設)には売店があり、ここにしかない面白いお土産の販売もしています。アーミーグッズや書籍以外にもお菓子などの販売がされています。レッサーパンダが一番気に入ったのは戦車の写真を前面に押出した『来るなら来い!』というお菓子(ネーミングが受けるぅ!!)。中身はチョコチップクッキーらしいです。
レッサーパンダはミリタリーに興味はないし、「グンオタ」でもありませんが、十分楽しめました。
屋台やイベント、家族で楽しめる企画が嬉しい
話が脱線しましたがお花見のお話に戻ります。敷地内のほぼ中央には本部庁舎があります。その前の広場(通常は駐車場か?)には30店舗ほどの屋台が並びます。お約束のタコ焼きやフランクフルトにお好み焼き、お団子など、ちょっとした神社のお祭り並みです。
広場から少し離れた桜並木の下では、くじ引き、ヨーヨーつり、スーパーボールすくい、自衛隊グッズの販売なども行われておりました。また、宇治鳳凰太鼓の演奏、スラックライン体験コーナー、土曜日のみの企画としてミニ制服コーナー(子供が自衛官の服を着て写真を撮ることができるコーナー)などイベントも実施されていました。
自衛隊の存在意義は益々希薄になりつつあるけれど・・・
一時は自衛隊の「海外遠征」の件などで、自衛隊その物の存在意義が議論された時期もありました。最近は地震や台風などの災害救助において、その役割の大切さを世間にしらしめています。しかし、本来、自衛隊は警察や消防が持たない「軍備」を持ち、防衛を担う機関です。今回の「桜まつり」を見ていても自衛隊の本質である「戦い」から少しずつ遠い存在になっているようにも思われます。ここで働く人は皆、気の優しい真面目な人ばかりに見えました。
また、女性隊員の姿も沢山見られました。強硬なタカ派の方々からは「指揮の緩み」を指摘する向きもあるようですが、レッサーパンダ的には「自衛隊と警察は暇の方が(平和で)良い」と思うのです。いつまでも平和で、今回のような企画がこれから先、何年も続くことを期待するばかりです。
今度は、実際にここで働く人たちが、どんな仕事をしているのか見学できるツアーなんかがあれば面白いのにね。そんな企画が実施されるなら、ぜひ、参加してみたいものです。
今日は京都・宇治駐屯所で開催された「桜祭り」に出かけたお話でした。それでは、またね。
陸上自衛隊宇治駐屯地
交通:京阪電車・宇治線(中書島駅から乗り換え)黄檗駅から徒歩2分です。
※イベントなどのお問い合わせ先は総務部の広報担当だそうです。
防衛省 陸上自衛隊 宇治駐屯地
関西補給処 総務部 総務課 司令業務室 広報
Tel 0774-31-8121(内線206)
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