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2019-06-10

ポケモンセンター京都に行ってみた!コンセプトは和風テイスト!?

こんにちはレッサーパンダです。ポケットモンスターを知っていますよね。数年前、社会現象にもなったアニメです。暗い夜の公園に携帯を持ったいい年の大人がたむろするポケモンGO現象はいまだに記憶に鮮明です。ゲームの功罪はさておき、ポケットモンスターはいまだに大人気です。

京都の舞妓さんのコスプレをしたピカチュウ。すでに国民的アイドルキャラクターです。

京都の舞妓さんのコスプレをしたピカチュウ。すでに国民的アイドルキャラクターです。

3月に移転!いまだに人気のポケモンセンター

子供達が「名探偵ピカチュウ」という映画を見てすっかりポケモンファンになっています。そんなわけで、リニューアルしたポケモンセンターに出かけました。もともと、高島屋京都店の中にあったポケモングッズの専門店なのですが、今年の3月に京都経済センター SUINA室町という複合商業ビルに移転しました。

SUINA 室町の2階がポケモンセンター。1階には書店、地下1階にはレストラン街が。

SUINA 室町の2階がポケモンセンター。1階には書店、地下1階にはレストラン街が。

場所は四条烏丸で地下鉄や阪急電鉄の駅から歩いて2分という絶好の立地です。ポケモン人気はいまだに衰えていないようで開店の30分前にはすでに入場待ちの行列ができていました。

早くに家を出ましたが、到着するとすでに長い行列が。やっぱり家族連れが多いのです。

早くに家を出ましたが、到着するとすでに長い行列が。やっぱり家族連れが多いのです。

売り場面積も商品の品ぞろえも、以前の高島屋店よりスケールアップしています。海外からの観光客も高島屋より多いようです。

限定のキャラクターもあちこちに配置されています。華やかでポケモンに夢中になれる店内。

限定のキャラクターもあちこちに配置されています。華やかでポケモンに夢中になれる店内。

ポケモン仲間が遊ぶ姿にちょっと驚いた!

店内はグッズやぬいぐるみ、お菓子などの販売スペースが中心ですが、それ以外に「アーケードゲーム」のコーナーや新作アニメ映画の紹介コーナーなどが設けられています。夢中でポケモンと対戦する子供たちは、どっぷり「ポケモンの世界」にハマっているようです。

人気のアーケードゲームは順番待ち。どんなゲームかよくわかりませんが楽しそう。

人気のアーケードゲームは順番待ち。どんなゲームかよくわかりませんが楽しそう。

それ以上に、人気を博しているのが「ポケモンカードゲーム」のコーナー。見るともなくカードゲームを楽しむ人たちを見ていたのですが、プレイの様子を眺めていてあることに気づきました。

一番に席が埋まっていたのが、このカードゲームのコーナー。皆、マイカードを持参。

一番に席が埋まっていたのが、このカードゲームのコーナー。皆、マイカードを持参。

小学1~2年生ぐらいの男の子が20代後半(?)ぐらいの男性とゲーム対戦をしています。てっきり親子かと思っていたのですが、実は赤の他人。つまり、小学生とおじさん(お兄さん??)はなんとゲーム友達なのです!驚きました。世代を超えたゲーム対戦、レッサーパンダにはちょっと理解ができない不思議な世界でした。

熱戦中の小学生とお兄さん。他にも世代を超えた対戦があちことで展開されていました。

熱戦中の小学生とお兄さん。他にも世代を超えた対戦があちことで展開されていました。

ポケモン好きに京都らしさを求める人が本当にいるのか??

そんな大賑わいのポケモンセンターですが、ちょっと人気のないコーナーも発見しました。実はポケモンセター京都の一押し「京都コラボコーナー」です。京都の老舗名店とポケモンがコラボしたグッズの展示販売をしています。清水焼の「朝日堂」が抹茶椀、書画用品・和紙製品の「鳩居堂」が便箋を。他にも提灯の「小嶋商店」、着物の「京都織商」、お香の「松栄堂」など京都をよく知る人にはなじみ深い名店がずらり。

京都の超有名店がポケモンとコラボしている「京都コーナー」ちょっとびっくり!!

京都の超有名店がポケモンとコラボしている「京都コーナー」ちょっとびっくり!!

しかし、凄い面子が勢ぞろいしているのに、人気はいまひとつ、というより「空振り、アウト」感がそこはかとなく漂います。ポケモンと京都の伝統工芸コラボ、思いつきは悪くないのですが、現実のポケモン好きは見向きもしてくれないようです。とても残念なのです。

提灯の小嶋商店は寛政年間創業。10代続く京都の老舗。ポケモンファンの評価やいかに?

提灯の小嶋商店は寛政年間創業。10代続く京都の老舗。ポケモンファンの評価やいかに?

迷走をやめない限り京都文化に明日はないと思う

なんだか、このコーナーを見ていて、今の京都の『迷走ぶり』を目の当たりにした気がしました。ポケモンの世界を子供たちと一緒に楽しむつもりで出かけましたが、京都コラボコーナーの「置いてけぼり感」が凄くて京都の伝統工芸の行末が心配になりました。「流行に乗って一発当たればラッキー!」といった風にしか見えないのが悲しい。レッサーパンダは思うのですが、最近は何の業界でも後継者不足の解消や若者人気の獲得に躍起になっています。その若者たちを振り向かすために京都の伝統工芸が、アニメのキャラクターと訳もなくコラボするのは、余りにも安易です。そもそも若者の意識や感性を低く見ているように思えるのです。

「はんなりお着物のピカチュウ」と「わかくさ帽子のピカチュウ」京都限定だそうです。

「はんなりお着物のピカチュウ」と「わかくさ帽子のピカチュウ」京都限定だそうです。

やはり京都の伝統工芸は王道で勝負するべきだと思います。100年、200年と続いてきた道はそれなりの重みや凄味があります。それを高く評価する若者も沢山いるはずです。その凄味で若者を圧倒するような「一流を見せる機会」はアニメとのコラボでは無いように思います。部外者であるレッサーパンダが当事者のご苦労も知らずに無責任なことを言いますが、このポケモンセンター「京都コラボ」の有様を見れば、自ずと納得していただけるのではないでしょうか。あらためて京都の文化、伝統工芸を応援したい気持ちになりました。

「あ~ぁ、疲れた。コラボするならよく考えてからね。」と言っているようですね。

「あ~ぁ、疲れた。コラボするならよく考えてからね。」と言っているようですね。

軽い気持ちで訪れたポケモンセンター京都でしたが、お話は少々重い物になってしまいました。ポケモン好きの子供たちは難しいこと考えずに自由に楽しんでください。コラボしたい大人はもう一ひねり、もうひと頑張りしてください。

今日はリニューアルオープンしたポケモンセンター京都でちょっと考え込んでしまったお話でした。それでは、またね。

ポケモンセンター京都

場       所:〒600-8009京都府京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78番

京都経済センター SUINA室町 2階

アクセス:

・市バス「四条烏丸」徒歩すぐ

・地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」26番出口 直結

営業時間:10時~20時

※基本無休ですが特定のお休みもあるようです。遠方の方はお問い合わせを

TEL  :075-353-0250

 

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