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2019-08-26

「モネの池」クロード・モネの描いた名画の風景が岐阜県で観られる??

こんにちは、レッサーパンダです。お母さんパンダの実家は岐阜県です。この夏も里帰りをしてきました。岐阜県は山と川の県で風光明媚。自然と触れ合うには最適です。そんな岐阜県ですが、最近、話題になっている場所があると聞きました。フランス・印象派を代表する画家「クロード・モネ」の描いたような景色が観られるというのです。

知ってはいましたが半信半疑で・・・

岐阜県関市板取という場所に小さな池があります。その池の風景がモネの名画「睡蓮」のようだというので多くの人が押しかけています。

途中たくさんの自動車が走っていましたが、ほぼ9割がモネの池を目指しているようでした。

途中たくさんの自動車が走っていましたが、ほぼ9割がモネの池を目指しているようでした。

初めは地元の人たちだけで楽しんでいたようなのですが、SNSで取り上げられると一躍人気となりました。大勢の人が詰めかける新名所になったそうです。テレビや新聞にもとりあげられ、話題になっていたのですが、何だか半信半疑で「本当に名画のように見えるの?わざわざ行く価値あるの??」と足を運ぶのをためらっていました。帰省する道の途中に位置する場所だし「行こうと思えば、いつでも行けるしね」と後回しになっていました。今回、初めて足を運んでみて、いまだにおとろえない人気にちょっと驚きました。

実は「モネの池」の正体は神社の貯水池

地図とナビを頼りにたどり着いたのは「ザ・山村!」という感じの山奥。そんな山奥にもかかわらず、驚くほどの台数の車が押しかけ臨時の駐車場は満車状態です。

駐車場からモネの池に続く道。山から吹く風が涼しくて気持ちいい。

駐車場からモネの池に続く道。山から吹く風が涼しくて気持ちいい。

山からの涼しい風に吹かれながら村の小道を歩くこと10分。たどり着いたのはひなびた神社です。

目的地にあたる「根道神社」。神社鳥居の脇に驚くほどの人だかりが現れました。

目的地にあたる「根道神社」。神社鳥居の脇に驚くほどの人だかりが現れました。

その鳥居の前に何だかすごい人だかりが・・・。そこには子供が通うスポーツクラブのプールほどの池がありました。実はここ、神社と所有者が共同で管理する貯水池なのです。

目的地の「モネの池」。モネの池というのは通称で、この池じたいに名前は無いそうです。

目的地の「モネの池」。モネの池というのは通称で、この池じたいに名前は無いそうです。

それでも大人気、池のまわりはギャラリーでいっぱい!!

よく知らないと見過してしまいそうな小さな池の周りはカメラや携帯電話を構えたギャラリーがいっぱいです。特に目立つのは大きなレンズを付けた一眼レフカメラをかまえる「カメラ女子」の姿。みんなかなり本気モードです。

奥の小さな橋と手前の透明度の高い池の風情が印象派の巨匠モネの絵に見えるらしいのです。

奥の小さな橋と手前の透明度の高い池の風情が印象派の巨匠モネの絵に見えるらしいのです。

実はこの池、とても綺麗な山水が流れ込んでいて透明度が抜群に高いのです。そこに池の所有者が植えた蓮が根付き、光の加減で印象派の油絵のように見えるようです。また、池の奥には小さな橋まであって、モネの描いた「睡蓮」のシチュエーションを思い起こさせます。カメラ女子たちは、名画のような奇跡の1枚を求めて遠方から遥々やってくるのです。ちなみにモネの絵にはなかった錦鯉たちは地元の人たちが大きくなりすぎて飼えなくなった魚をこの池に放したところ(環境が良いせいか)どんどん成長したとのことです。

岐阜県発「モネの池」はどこまで本物に近づけるのか?

それで、この池が本当にモネの名画「睡蓮」に見えるのかどうかということですが・・・実はちょっと微妙。確かに透明度が高く綺麗な池なのですが、訪れた8月には蓮の花や葉は少ないし、日差しの加減も微妙です。たぶん、6月の末から7月の上旬(1年で一番日の長い季節)の早朝(赤外線の少ない時間帯)、良く晴れた日にシャッターを切れば、もっと「印象派」の名画らしく写るのでしょうね。

この日は猛暑でカンカン照り。光の加減でモネの睡蓮に見えなくもない感じ。どうですか?

この日は猛暑でカンカン照り。光の加減でモネの睡蓮に見えなくもない感じ。どうですか?

画像処理ソフトで上の写真を油絵風にしてみました。ちょっとモネに近づいたのでは(笑)

画像処理ソフトで上の写真を油絵風にしてみました。ちょっとモネに近づいたのでは(笑)

でも好感がもてたのは地元の人たちが、この池を大事にしていることです。やって来るお客さんたちを歓迎している雰囲気があること。これだけ人が集まると「いっちょう商売やってやるかぁ!」となるのですが、そんな下心があまりないところに好感が持てました。

手作り感いっぱいの売店。モネの池土産もありましたが、何とも奥ゆかしい感じです。よく冷えたラムネが美味しかったぁ。奥に見えるのは以前からここにある植木や観葉植物の即売所。

手作り感いっぱいの売店。モネの池土産もありましたが、何とも奥ゆかしい感じです。よく冷えたラムネが美味しかったぁ。奥に見えるのは以前からここにある植木や観葉植物の即売所。

モネの名画の様な景色が本当に再現できているかどうかは別として、岐阜の山村が話題になって活気づくことは悪いことではないと思います。過疎化も限界集落問題もアイデアと発想の転換で乗り越えられれば、ウィン・ウィンですよね。

今日は岐阜県にある名画そっくりの「モネの池」のお話でした。それでは、またね。

「モネの池」はここにあります

地元の皆さんは観光客ウエルカムなようなので「モネの池」の所在を書いておきたいと思います。もし、機会があれば、ぜひどうぞ。

◆〒501-2901 岐阜県関市板取上ケ瀬1643-17

◆アクセス:東海北陸自動車道・美濃IC→国道156号線→県道81号線→国道256号線→関市板取白谷

(近くに無料駐車場が複数あります。)

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