親子で歴史入門!歴史能力検定を受けてみました!!
おはようございます。レッサーパンダです。みなさんは、大人になってから試験を受けたことはありますか?レッサーパンダもいくつか専門資格を持っているのですが、このところ「試験を受ける」という経験から遠ざかっておりました。それが、11月24日(日)に、ひょんなことから「歴史能力検定」試験を受けることになりました。
ひょんなことから歴史能力検定5級を受けることに・・・
そもそも、我家の双子パンダの妹(左利きさん)がこの試験を受けると言い出したのです。彼女は幼稚園の頃から歴史が好きで、我家の「歴女」なのです。小学生受験者には本来ならば各小学校が受験場所として指定されています。それが、どういう訳か「小学校で受験するのはいや!」と言い出したのです。(多分、他のお友達と一緒に受けて自分だけ落ちると恥ずかしいというのが理由だと思います。)そんなわけで、校外受験をすることになりました。場所は京都の有名女子大学「京都ノートルダム女子大学」。自宅からはJRと地下鉄を乗り継いで約50分。結構遠いのです。そこで「お父さんついて来て」ということになり、同行することになりました。そうこうしている内に自宅に受験票が届いてびっくり!!何とお父さんまで一緒に受験することになっているではありませんか!!
実は受験前にとても心配なことがありました
それで歴史検定なのですが、
1級 日本史・世界史
2級 日本史・世界史
3級 日本史・世界史
準3級 日本史
4級 歴史基本
5級 歴史入門
とランクが分かれていて今回受けた5級は初歩の入門コース、小学校6年生レベルです。とはいうものの、5級を狙う小学生は中学受験を視野に入れている出来るお子様ばかりで、みんな小学校の内に4級卒業するという目標があるのです。(受験の内申書に書けるようです。)また、1級、2級合格に至っては大学受験の日本史Bや世界史Bの筆記試験が免除されるとのことです。なんと、すごい!!
ところで、初め「5級なんてお茶の子さいさい」となめてかかっていたのですが、問題集を見ていると意外と難しいのです。驚いたのは1990年代や2000年代のトピックス(例えば阪神淡路大震災や中越大震災のお話など)が試験問題になっており、レッサーパンダ的には「ついこの間のこと」と思っていたことが早や歴史になっているのです。何だかとても複雑でちょっと悲しい気持ちでした。それにしても、こんな問題(時事問題に近いレベル)、小学5年生に解けるの??少々心配になってきました。
あと心配なことといえば、受験の数週間前に絵画教室の仲間から「もしかして、歴史検定5級を受ける大人はいないのでは?」と言われたことです。そんなこと、全く意識していませんでしたので雷に撃たれたようなショックでした。小学生受験者の中で、たった一人、いい年の大人が受験することになるかもしれません。最近、中年男性がSNSで小学生をおびき出し、誘拐したという事件が大きな問題になっていましたが、「変態扱いされるのではないのか??」と不安で、不安で仕方ありませんでした(泣)自分の顔が明らかにひきつっているのが自分でわかりました。
試験会場のノートルダム女子大について
急に不安になり何度も受験見送りを考えたのですが、受けなければ受けないで「子パンダ左利き」に何と罵られることでしょう。仕方なく、会場のノートルダム女子大に向かいました。
この学校、小学校から大学までの一貫教育校で、1952年にノートルダム女学院中学校として設立しており、大学は1961年に創立しています。英文科を中心に大きくなったキリスト教系の大学です。京都では「お嬢様学校」として有名な女子大学です。京都の人たちは親しみを込めてこの学校を「ダム女(ダムジョ)」と呼んでいます。実はその昔、仕事で何度か訪れたことがあるのですが、当時と比べ校舎やキャンパスも見違えるほど立派になっていました。
久しぶりに憧れの女子大に入れたレッサーパンダは、それだけでテンション、あげあげでしたが、子パンダはどうやらそうではなかったようです。
緊張しているのはみんな同じですよ
日曜日のキャンパスは人も少なく「し~ん」としていたのですが、校舎に入ると既に40人以上の人が試験会場となる大講義室前のロビーで問題集や参考書を読み更けていました。
それを見た子パンダさんは急に元気がなくなりだしました。何度もトイレに行きたがります。どうも会場の雰囲気にのまれているようです。それもそのはず、こんな大きな会場で試験を受けるなんていう経験は、これまでの彼女の人生にはありませんでしたから。自分自身のことを振り返っても大学受験以来かもしれません。そこでお父さんパンダから子パンダにアドバイスです。「この人たちと競争するわけではないからね。試験ができた人はみんな合格するのだから、人見ちゃうと緊張して力が出ないよ。」と励ましました。
開場が告げられ、席に着くと子パンダさんの緊張もかなりほぐれてきたようです。それとレッサーパンダが嬉しかったのは「試験会場にかなり大人が多い!!」ことでした。
それもそのはず、大講義室では、5級だけではなく、日本史の2級、世界史の3級受験も同時に行われていたのです。よくよく見ると5級を受ける人たちの列は『やっぱり大人は私だけ』でした(トホホ)。歴史能力検定協会さんのご配慮に心から感謝したレッサーパンダでした(ヤレヤレ)。
試験の結果は来年のお楽しみということで・・・
試験官の先生方の説明をチリチリするような気持で聞き終わると、とうとう試験の本番です。始まってしまうと親子ともども問題に集中することができました。50分間の受験時間が本当にあっという間だったと2人して試験を振り返りました。お父さんパンダは昔からの癖で、回答を試験問題に記入しています。満点かな・・・と思っていましたが実際は90点。合格ラインは60点とネット書込みもありましたので何とか合格はしているのではないかなぁ。子パンダ左利きさんに出来栄えを聞いたところ、何にも言ってくれませんでしたので少々心配なところですね。それでも、初めての受験を終えた解放感からか、女子大の学生食堂でチョコレートをむさぼり食べておりました。
やっぱり緊張していたのですね。
合格発表は来年の1月だそうです。親子で合格していたら、またブログに書かせていただきます。
今日は親子で歴史能力検定を受けに京都ノートルダム女子大に出かけたお話でした。それでは、またね。
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