ラグタイム・ギターを弾きたい!!憧れの名曲「Victory Rag」のスコアを発見!
こんにちはレッサーパンダです。自宅にいる時間が長くなると時間をもてあましてしまいます。時間があると、すっかり忘れていたことを思い出したり、普段やらないことを試してみたりしてしまいます。レッサーパンダはYouTubeをめったに見ないのですが、たまたま見ていたサイトで古い記憶がよみがえりました。
ネット検索していて見つけた憧れの名曲「Victory Rag」
偶然、見つけたのはギター練習のためのサイトでした。若い男性が「Victory Rag」(ビクトリーラグ)という曲を弾いていました。この曲はスコット・ジョプリン(1868年生まれのアフリカ系アメリカ人。 ラグタイムの有名な演奏家で作曲家です。)が作曲したラグタイムの古典のような名曲です。
はじめてこの曲の演奏を聴いたのは高石ともやとナターシャセブンというフォークグループの演奏でした。その後、アメリカ、白人のギター奏法の開祖で「ギターの母」として知られるメイベル・カーターの演奏に感銘を受けました。実はレッサーパンダは高校生の頃、ギターとマンドリンを弾いていて、この「Victory Rag」をコピーしようと思いながら数十年の年月が経ってしまいました。
YouTubeを見ていて「この曲を弾いてみたい」という気持ちがムクムクと湧き上がってきました。演奏者は「打田十紀夫」というギターリストのアレンジ曲を演奏しているとのことでした。こちらもネットで検索してみると、なんと打田十紀夫氏のラグタイム・ギター教則本が販売されており「Victory Rag」のバンドスコアも載っているではありませんか!!思わずAmazonでポチッ!速攻で購入してしまいました。
「ラグタイム」と「ブルーグラス」について
楽曲に関するウンチクを少々。そもそも「ラグタイム」というのはピアノ演奏のジャンルの一つです。19世紀末から20世紀初頭にアメリカで流行ります。先程のスコット・ジョプリンはそのブームの火付け役、元祖のような人です。レッサーパンダが言う「ラグタイム・ギター」ですが、ブルーグラス・ミュージック(ギター、フラットマンドリン、フィドル(ヴァイオリン)、5弦バンジョー、ウッドベースなどの楽器が使われるアメリカのフォークソング)の演奏者たちが、ギターでピアノ・ラグタイムをコピーしだしたのが始まりです。表現力の高いピアノの曲をたった5弦のギターで表現するわけですから、ラグタイム・ギターには高度なテクニックが必要とされます。先に書いたメイベル・カーターをはじめ、ブルーグラス・ギターの第一人者ドック・ワトソンなどもレパートリーとしています。(このあたりの人々の話になると、取り留めなくなってとても長くなるのでご興味ある方は調べてみてください。ドック・ワトソン大先生の音楽は今でもCDやDVDで観賞可能ですよ。)
製造から50年以上たつ古いギターを引っ張り出して
我家にはギターが1台あります。高校生の頃に人から譲り受けたギターで、その時点で既に数十年。もうかれこれ製造から50年近くなるのではないでしょうか。その古いギターに久しぶりに弦を貼り、ポロポロと爪弾きだしています。面白いものでギターコードはなんとなく覚えています。でも、やっぱり指が動かない!10分も弾くと弦を抑える指が痛い!大きなブランクを痛感してしまいました。でも時間の流れは色々なことを便利にしてくれています。昔は音叉を使っていたチューニングですが、最近は電池式のチューナーがあり液晶の動きで音程を教えてくれます。これ本当に便利です。ギター弦にしても昔の粗雑な物は姿を消し、何だか質感があがっているように思えます。
いつか誰かに「Victory Rag」練習の成果を聞いてほしい
ギターを爪弾き始めると、思っていた以上に弾けている自分にちょっとビックリしました。少しまじめに練習すると「Victory Rag」以外にも難易度の高い課題曲が弾けるのでは・・・なんて気を良くしています。誰かに一度聞いてもらいたいなぁとも思いますが、あらためて誰かにきいてもらうのも気がひけます。そうそう、2年後の展覧会で、会場の隅っこで来られた人に「絵にまつわる曲」を弾いて聞いてもらうというのはどうでしょう。そんなことを考えると、色々と夢が膨らみます。レッサーパンダがギターを弾いている所をご覧になりたい方は、ぜひ展覧会にお越しください。もれなく「Victory Rag」ミニコンサートのおまけつきですよ(笑)。 それでは、またね。
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