夏と言えば美味しいうなぎ!老舗専門店「魚伊」の鰻を堪能!!
おはようございますレッサーパンダです。今年の梅雨明けは例年より遅いらしいですね。明るい青空、入道雲がモクモクと空を覆う夏が待ち遠しいです。でも、最近の日本の夏は『異常に暑い』、『熱帯並み』、その夏を乗り切るために元気の補給に出かけました。
大阪で老舗のうなぎ専門店 魚伊本店に行きました!
「夏の元気」といえばレッサーパンダが最初に思いつくのは、なんといっても『鰻』です。蒲焼のあの何とも言えない色と艶・・・見ているだけで幸せな気分になります。もう我慢できなくて仕事帰りに有名な老舗のうなぎ専門店に出かけました。出かけたのは「魚伊本店(うおいほんてん)」さんというお店です。
創業は慶応三年(1867年)といいますから開店から153年の老舗です。備長炭による手焼きにこだわりがあるそうで、カウンターに座ると職人さんが活けの鰻を1匹1匹丁寧に串にさし心を込めて焼いているところを見ることかができます。出かけた日は、雨の木曜日だったのですが、それでも席に着くまで6組待ちの人気ぶりです(コロナの影響でもう少し空いているかと期待しましたが、甘かったぁ)。でも味は変わらぬ本格派。継ぎ足し、継ぎ足し使われる秘伝のタレの味は変わりません。ふわふわで優しい関西風の「う巻き」や「肝吸い」も堪能しました。鰻の栄養と滋味が体に直接入ってくるような、このエネルギー・チャージ感!!これこそ鰻料理の醍醐味ですよね。
「土用の丑の日」どうして夏に鰻を食べるのか??
食べながら考えていたのですが「どうして、土用の丑の日に鰻を食べるの?」と素朴な疑問がわいたので調べてみました。
そもそも、土用という考え方は中国の物だったそうです。昔々、中国には陰陽五行説(世の中のすべは「木」、「火」、「金」、「水」「土」で定義できる)という考え方があって
「木」=春 「火」=夏 「金」=秋 「水」=冬
に割り振ったそうです。そこで、ハッと気が付き「土はどうしよう」と考えたらしいのですが、昔の人はなかなか負けん気が強かったようです。余った「土」(土用)を各季節の18日~19日に当てはめたそうです。その「土用」という考え方が日本に伝わったそうです。
するとなぜ「土用に鰻なのか?」ということなのですが、話は日本の江戸時代に。当時、夏場のうなぎ屋さんは不景気でした。困ったうなぎ屋さんはご近所で評判の発明家先生・平賀源内さんに相談します。当時は「丑の日にちなみ、“う”から始まる食べ物を食べると夏負けしない」 という風習があってそれを源内先生は鰻に結びつけたのです。その有難いお話をさずかったうなぎ屋さんたちは「土用の丑(うし・う)の日」をいっせいに宣伝して回ったところ、これが定着し今日に至ります。ちなみに、この「土用の丑の日」は一説によると『日本最初の販売促進キャンペーン』と言われています。現代の僕たちは、江戸時代に展開されたキャンペーンに今もしっかり乗っかっているわけですね(笑)。
今年の「土用の丑の日」について・・・
今年の「土用の丑の日」は7月21日(火)と8月2日(日)だそうです。ちなみに魚伊本店さんでは先週の段階で7月21日(火)の席の予約と持ち帰りを電話口でお断りされていました。電話に出たお姉さんの対応ぶりが面白くて「申し訳ありません。沢山焼きたいのですが、焼ける鰻の数にも限りがありますので・・・。」電話の様子を聞いていて何だか魚伊さんの真摯な頑張りぶりに好感を持ってしまいました。それにしても「このコロナウイルス蔓延の時期に景気の良い話だなぁ。」とおもわず口をついて出てしまいました。みんな「鰻を食べて元気をつけて、コロナに負けない免疫力アップ」を思っているのですね。
7月に食べに行けない方は、8月2日(日)にもチャンスがありますので、鰻を食べて元気をだしましょう!!幸い、今年は例年より少しだけ鰻の出荷量も多いようですしね。
今日は、大阪の老舗鰻店「魚伊本店」さんに出かけたお話でした。それでは、また。
鰻専門店「魚伊本店」について
住 所:〒535-0031 大阪府大阪市旭区高殿4丁目8番10号
電 話:06-6953-3707
定 休 日:毎月第2火曜日[祝日を除く]
11:00-14:00/16:00-22:00[21:00ラストオーダー]
このお店、デパ地下や天神橋5丁目店もあります。
詳しくはWebサイトから「魚伊本店」(うおいほんてん)
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