京都の老舗画材店「画箋堂」(がせんどう)がリニューアルしました!
レッサーパンダです。レッサーパンダは1カ月に2回、京都・五条にある画材店「画箋堂(がせんどう)」に通っています。画箋堂の3階で行われている絵画教室に通うためです。早いもので通いだしてもう3年になります。
9月後半の絵画教室はお休みに・・・その訳は
9月のはじめ、その絵画教室がお休みになるという連絡が入りました。こんなことは3年通って初めてです。驚いて訳を確認すると「9月14日より店舗改装」のため店の営業とともに教室もお休みになるとのことでした。
すっきりした店内、画材が探しやすくなりました
幸い、店舗の改装は9月中に終わり10月1日よりリニューアルオープンするとのことでした。それでも、4週間以上教室に通わずにいるのは初めてのことで、ちょっと不安でした。店舗のリニューアルは初めてのことで(レッサーパンダが知らない過去にはあったのかもしれませんが)どんな風に変わるのだろうと10月1日のリニューアルをとても楽しみにしていました。
新しくなった画箋堂ですが、一番良くなったことは店内がかなりすっきりしたこと。画箋堂は大正2年創業の老舗で、その歴史の重さを反映するように多種多様な画材を扱っています。洋画、日本画の絵具や筆、キャンバスや画紙だけでなく、版画材料やマンガ製作のためのGペンやスクリーントーンまで、まず「無いものがない」というほどの品揃え。その為、店内は商品が所狭しと並び、ちょっとした『カオス』状態でした。
今回のリニューアルでは画材フロアだけでなくキャンバスや紙を扱う2階や、額縁コーナーにも手が入りました。商品を探しやすくなった印象で買物がしやすくなりました。今回の改装、かなりいい感じです。
ちょっと困ったこともあります・・・!?
かなり改善され印象が良くなった店内なのですが、ちょっと困ったこともあります。当然なのですが店舗にゆとりを持たすためには無くなるものもあります。
最近、レッサーパンダはリキテックス「プライム」という絵具を使うのですが、それが店頭から消えてしまったのです。この「プライム」かなりの優れものです。普通のアクリル絵の具は水に溶いて塗った瞬間と乾いた後では色が違って見えます。このことは絵を描いていくうえでのアクリル絵の具の大きな弱点でした。実はこのプライムはそのデメリットを解消した高級絵具なのです。その上、透明感の強いアクリル樹脂が使われているのか、深みがありつつ、彩度の高いすっきりした仕上がりになります。
お店の方に聞くと倉庫に在庫が少しあるそうなのですが、なくなり次第、取り寄せとなるそうです。(今、検討中らしいのですが)場合によっては6本単位での取寄せになる可能性があるそうです。かなり驚くとともに、ガックリと肩が落ちてしまいました。
綺麗な店舗になることは良いことなのですが、何かを手に入れるということは、何かがなくなるということなのですね。
レッサーパンダが通う絵画教室「クレエ」はというと・・・
絵具のことは、まあ仕方がありません。また賢く手に入れる方法を試行錯誤することにしましょう。
そうそう、レッサーパンダが通う3階の絵画教室も少し手が入りました。作業用のテーブルと椅子がすべて新しいものに変わりました。テーブルはかなり綺麗ですし、椅子も長時間座っていてもお尻が痛くなくなりました。これって大きな進歩ですね。ポイント高い!
欲を言うならば、3階まで沢山の画材や大きなキャンバスを抱えて上がるのが大変なので、現在、生徒に対しては使用禁止になっているエレベーターを自由に使えるようにしてほしかったなぁ。
これからも、色々とお世話になる画材店です
環境が改善されるというのは(多少のデメリットもありますが)やっぱり良いことですね。
画箋堂は老舗だけあってファンの数も多く、沢山の美術に携わる人たちから支持されているお店です。これからも「顧客目線」でどんどん改善、改修をすすめていただきたいものです。
レッサーパンダも2年後の個展開催に向けてお力をお借りできることを期待しています。ずう~と、日曜画家の良きパートナーであってほしいですね。
今日は10月1日にリニューアルオープンした老舗画材店「画箋堂」のお話でした。
それでは、また。
画箋堂について
京都市下京区河原町通五条上る西橋詰町752
◇京阪電鉄・清水五条駅より西へ徒歩3
◇地下鉄五条駅より東へ徒歩10分
◇阪急河原町駅より南へ徒歩10分
◇市バス河原町五条駅より徒歩1分
営業時間 10:00~18:00 / TEL 075-341-3288
画箋堂Webサイト
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