コロナに負けるな!医薬の神様、少彦名神社の神農祭
レッサーパンダです。皆さん、突然ですが、この地名なんと読むでしょうか?
「道修町」・・・「どうしゅうまち?」、「みちしゅうちょう?」 いえいえ、これは「どしょうまち」と読みます。大阪市中央区道修町、ここは古くから有名な「薬屋さん(薬種商)の街」なのです。
その道修町にある少彦名神社では年に一度「新農祭」(しんのうさい)という祭礼が開かれます。
晩秋の恒例、少彦名神社の新農祭は今年も斎行
実はこの道修町は今でも薬屋さん(医薬品会社)が多く集まる街です。その氏子である医薬品会社、衛生材料会社などが「新農祭」を支え、盛り上げています。
例年11月22日と23日(勤労感謝の日)に行われ、堺筋通りから御堂筋まで500mに渡り屋台が立ち並ぶ様子は壮観です。たいへん賑やかで活気のあるお祭りなのです。(以前の様子はこちら)実は「新農祭」は「大阪のとめの祭り」とも言われ大阪界隈で行われる年内最後の大きなお祭りです。斎行を楽しみにしている浪速っ子はとても多いのです。何を隠そう、レッサーパンダも(実は京都在住ですが)とても楽しみにしています。
残念ながら今年はコロナウイルスの影響で賑やかな屋台の出店はなく、祭礼の規模も縮小。慎ましやかに粛々と斎行されるそうです。とても残念なのです。
「コロナに負けない!」絵馬に綴られる想い
例年は賑やかな屋台に誘われ仕事終わりに出かけていました。今年はお昼休みに足を運んでみました。祭礼は11月22日(日)、23日(祝)に斎行されることもあり、訪れた金曜日はまだ準備段階、人出もまばらです。
それでも熱心な信者の方がお見えで一心に手を合わされる姿が見られました。本殿には例年と変わることなく大きな張り子の虎が鎮座しており一安心です。(張り子の虎の由来は「いい日本再発見」というサイトに詳しく書かれているのでご興味ある方は、そちらもご覧ください。)
この神社は古くから「薬」、「医学」の神様として信仰を集めていることもあり、それにまつわる奉納絵馬もたくさん収められています。特に今年は病気平癒・健康成就に加え「コロナウイルス退散祈願」の絵馬が目立ちます。
また、年末の風物詩「大学・医学部受験」を祈願する絵馬もそろそろ集まりだしているようです。レッサーパンダは毎年、この絵馬を読むのが好きで楽しみにしています。以前、見かけて面白かったのはタレントさんの病気平癒を願うファンの女性たちからの熱烈な絵馬がかけられていたこと。ファンの皆さんの熱心さに目を見張りました。
「苦しい時の神頼み」と新農さんには笑われるかもしれませんが、レッサーパンダも熱心にお祈りをしてきました。コロナウイルスの蔓延で元気を無くしているこの国が一日も早く元通りになるようにと、いつもより多めのお賽銭を入れて祈願しました(笑)。
来年が良い年でありますよう「福虎」に祈願
例年、新農祭には職場の仲間と一緒にでかけます。その時のルーティンがありまして、社務所で張り子の虎を買うことにしています。
もう、5年続いておりまして、この虎が増えるたびに「あ~ぁ、今年も終わりだな」、「これまでよく頑張って来たね」と1年を振り返ります。今年も5匹目の虎が仲間入りしました。今年は本当にコロナの影響で公私ともに振り回された1年でした。この幸運の虎が来年はきっと良い年にしてくれると信じて、頑張って行こうと思います。
今日は大阪の「とめの祭り」少彦名神社の新農祭のお話でした。それでは、また。
「少彦名神社」について
場所:大阪府中央区道修町2丁目1-8
交通:大阪メトロ鉄堺筋線・京阪電車 北浜駅6番出口下車徒歩5分。
祭 事:新農祭は毎年11月22日、23日の両日。1月4日~7日は新年祈願祭。
面白い所では1月13・14日に「ペットの初詣」(ペット健康成就祈願祭)などもあります。
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