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2017-12-01

浪速の「とめの祭り」少彦名神社の神農祭は大賑わい

レッサーパンダです12月に入り1年の終わりが近づいています。「これが今年最後・・・」といった行事や催事もあちこちで行われていますね。ところで、行事と言えば先日、会社の近くのお祭りに行ってきました。会社の近くに道修町(どしょうまち)というエリアがあります。この辺りは昔から製薬会社や医療器関連、衛生材料の会社が集まる「お薬屋さん通り」です。

神農さんの祭礼幟とマスコットの「張子の虎」

神農さんの祭礼幟とマスコットの「張子の虎」

そのほぼ真ん中に「少彦名神社」という古い神社があり、そこの神様は「お薬」の神様ということで有名です。近所の人たちは親しみを込めて『神農さん』(しんのうさん)と呼んでいます。

祭礼の二日間は道修町通り沿いに数十の屋台が並びたいへん賑やかです。

祭礼の二日間は道修町通り沿いに数十の屋台が並びたいへん賑やかです。

大阪で行われている最後のお祭りが神農祭です

大阪のお祭りは戎祭り(えべっさん)に始まり、この神農祭り(神農さん)で終わると言われます。祭りのいわれは、文政5年(1822年)に大阪でコレラが流行した際に、この界隈の薬屋さんたちが病除けの薬として「虎頭殺鬼雄黄圓」(ことうさっきうおうえん)という丸薬を作り、「神虎」(張子の虎)の御守と一緒に神前祈願したことが言われになっているそうです。そんな訳で、今でも古くからの大阪の人たちは、神農さんと言えば「張子の虎」と答えます。

神社の正式な名称は「少彦名神社」。界隈では「神農さん」のほうがずっと通りがいいですね。

神社の正式な名称は「少彦名神社」。界隈では「神農さん」のほうがずっと通りがいいですね。

小さな神社は参詣のお客で大賑わい

この神農さん、本当にビジネス街のど真ん中にある小さな神社です。普段は本当にひっそりとしていて目立ちません。それが、お祭りの日になると大勢の人たちが詰めかけ大変なことになります。

生憎の雨模様で境内は大混雑です。雨宿りができず、傘をさす参拝客は4人が横並びできません。

生憎の雨模様で境内は大混雑です。雨宿りができず、傘をさす参拝客は4人が横並びできません。

レッサーパンダは会社が終わってから同じ部署の人たちと出かけるのですが、大抵は入場制限がかかっていて並ぶことになります。参道には製薬会社や医療関係の会社の提灯が並び、これを見るたびに道修町の薬事関連の会社の多さに感心します。

境内には誰もが知っている有名な薬品会社が競って提灯を奉納しています。

境内には誰もが知っている有名な薬品会社が競って提灯を奉納しています。

レッサーパンダが毎年の参詣で楽しみにしていること

毎年の参詣で楽しみにしているのは屋台のお店での買い食い(今年は鯛焼きをお土産に買いました)と、張子の虎を買う事です。愛嬌のある黄色い虎は何とも可愛らしく、毎年、会社の事務所に買って帰ってお守りがわりにしています。

少彦名神社の代名詞となっている張子の虎。金、銀を含めけっこうなバリエーションがあります。

少彦名神社の代名詞となっている張子の虎。金、銀を含めけっこうなバリエーションがあります。

レッサーパンダの会社の「大人用紙おむつ」を作っている会社なので、なんとなく氏子の気分です。

神農さんの神虎(笹)を買うと思わぬ特典が!

レッサーパンダたちは毎年、張子の虎だけを買うのですが、多くの人が「神虎(笹)」を買います。ちょうど戎神社の笹飾りと同じような物で、笹飾りには張子の虎がついています。この「神虎」を買うと思わぬ特典があります。販売所には美人の巫女さんがいて、買った参拝者に「シャン、シャン」と大きな鈴で厄除けをしてくれます。なんか美人に願掛けてもらえるとそれだけで幸せな気分になりますね。レッサーパンダも「シャン、シャン」してほしいところですが、残念ながら張子の虎だけでは特典がついてきません。毎年、本当に残念です。

超美人の巫女さんが可愛らしく鈴を「シャン、シャン」してくれます。良いことありそうですね。

超美人の巫女さんが可愛らしく鈴を「シャン、シャン」してくれます。良いことありそうですね。

奉納絵馬の中に面白い物を見つけました

神社の参拝を終えて出口に向かうと、奉納絵馬が沢山かけてある場所を通ります。先にも書いたように神農さんはお薬の神様なので、無病息災や病気の治癒を願う方々が沢山訪れ願掛けをしています。そんな絵馬の中に面白い物を見つけました。「堂本剛さん(キンキキッズ)の耳の病気が早くよくなりますように。」といったお絵馬がいくつも掛けられていました。こんな所までファンの方がお祈りに来てくれるなんて堂本さんは幸せ者です。

今年は「堂本 剛」さん関係の絵馬が目立ちました。確認しただけで4枚。

今年は「堂本 剛」さん関係の絵馬が目立ちました。確認しただけで4枚。

一年の最後を走り抜ける力をいただいています。

神農さんは、毎年11月22日、23日と日にちが決まっています。そろそろ、寒くなり師走にそなえる時期なので、神農さんが終わると本当に今年も終わりだなと、しみじみ実感します。今年もあと1カ月、最後まで全力で頑張ろうという力をいただいて帰っています。たんなる気分の問題ですが、レッサーパンダには、これ非常に大事なことなのです。

今日は浪速の「とめの祭り」神農さんのお話でした。

少彦名神社(神農さん)

住 所:大阪市中央区道修町二丁目

地下鉄堺筋線・京阪電車 北浜駅6番出口下車徒歩1分。

祭 事:毎年11月22日、23日の両日。節分大祭や面白い所では1月11日に「ペットの初詣」(ペット健康成就祈願祭)などもあります。

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