2020年の紅葉狩りは国宝・姫路城を借景に!!
こんにちはレッサーパンダです。今年の秋は例年に比べると暖かい日が多かったですね。そのせいか、紅葉の色づきも早く進みました。「今年はもう紅葉を見に行けないかなぁ。」と思っていたところ、仕事先で素晴らしい紅葉を見ることが出来ました。
JR姫路駅から臨む天下の名城「姫路城」
出かけたのは兵庫県の姫路市。ご存じの方も多いと思いますが、この町には国宝で、1993年日本初の世界文化遺産として登録された姫路城があります。JR姫路駅の北側に出ると目の前に大手前通りというメインストリートが通っています。その通りを進みきった先に姫路城が凛々しくそびえ立っています。
この風情を見ると「姫路の街は本当に城下町なんだなぁ。」と改めて実感します。
30年ぶりに訪れた姫路城の美しさに感激!!
日本にはかつて2万5000以上のお城があったそうです。しかしながら江戸時代以前からの天守が現存しているのは、たったの12城だそうです。姫路城が現在の形で建築されたのは慶長14年(1609年)といいますから411年も前のことです。その白亜の姿、鷺(サギ)が羽を広げたような形から「白鷺城(しらさぎじょう、はくろじょう)」と呼ばれています。
一時は、その漆喰の白さが仇となり、かなり傷んで見えました。現在は平成の大修理も終わり(2015年・平成27年)、かつての美しさを取り戻しています。
実はレッサーパンダがこの姫路城を訪れたのは約30年ぶりです。30年前、その当時も巨大な木造建築の素晴らしさに圧倒されました。楼門(菱の門)の迫力や城の天地を貫く大柱の太さなどの記憶が鮮明に残っています。
また、大きな槍を掲げる武器庫の跡や壁に開いた狭間(さま:鉄砲用に使う三角や四角の狙い穴)を間近に見て「ここには本物の侍たちがいたんだ」と戦国時代を夢想していたことを思い出します。
また、このお城はトリビアが本当に多くて、例えば14代目の城主・黒田官兵衛はクリスチャンで屋根瓦にこっそり十字架を刻ませたとか、番長皿屋敷のエピソードで有名な伝説の「お菊井戸」が本当にあったりだとか、見どころがいっぱいです。レッサーパンダも姫路城ツアーを十分楽しみました。
世界遺産・国宝の姫路城を借景とする名庭園
さて、紅葉の話にもどります。姫路城の敷地内に「好古園(こうこえん)」というお庭があります。江戸時代の藩校「好古堂」に因んで命名されたと日本庭園で、平成4年に整備され姫路城西御屋敷跡庭園と称されています。
ここは紅葉の名園です。諦めていた今年の紅葉を期せずして観賞する機会に恵まれました。この庭園の一番の魅力は姫路城を借景として楽しめることです。訪れた日には広い中庭園でバンドの演奏会も開催されており会場からも姫路城の麗しい姿を見ることができました。
庭園の紅葉と名物料理を堪能しました
庭園内にはお茶室やレストランもあります。レストラン「活水軒」では庭の紅葉を観賞しながら食事をすることができます。姫路の名物となっている穴子を使ったお料理や上質な和牛の陶板焼きなどが楽しめます。
コロナウイルスのせいで諦めていた今年の秋の観光でしたが、「お城」と「紅葉」と「名物料理」を一度に楽しむ充実した一日となりました。次は春の桜が満開の時期に訪れたいと思います。
今日は日本の名城・姫路城で今年最後の紅葉を楽しんだお話でした。それでは、またね。
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