toggle
2018-03-30

「琵琶湖の水を京都に」京都人の夢・琵琶湖疎水記念館

レッサーパンダです。前回のブログで開花しだした桜を求めて桜散策をしたお話を書きました。その終着「蹴上インクライン」から歩いて5分のところに『琵琶湖疎水記念館』があります。

桜を見に行った「蹴上インクライン」から子供の足でも5分ほどでたどり着きます。

桜を見に行った「蹴上インクライン」から子供の足でも5分ほどでたどり着きます。

京都市の下水道局が運営する施設です。無料で楽しめて、この界隈を散歩する際のおすすめスポットです。

琵琶湖疎水記念館の外観。以前から前は通っていたのですが中に入るのは今回が初めてです。

琵琶湖疎水記念館の外観。以前から前は通っていたのですが中に入るのは今回が初めてです。

琵琶湖の水を引くことは京都人の夢??

琵琶湖疎水記念館は1989年に琵琶湖疎水竣工100周年を記念して建てられた施設です。記念館の資料を読むと大変興味深い説明が書いてありました。

1階のロビーには琵琶湖疎水の工事を描いた立派なレリーフが展示されています。

1階のロビーには琵琶湖疎水の工事を描いた立派なレリーフが展示されています。

明治14年、第三代目の京都知事になった北垣国道という人物が琵琶湖疎水事業を計画したそうです。明治初期の京都の人たちは天皇が東京に行ってしまったことで意気消沈していたそうです。(いわゆる天皇ロスですね。笑)そんな京都の街に活気をとりもどすために北垣国道が奮闘しました。京都の人たちにとって琵琶湖の水を京都市内に引くことは昔からの夢だったのです。琵琶湖からの疎水を完成させることで京都に元気を取り戻そう!

琵琶湖疎水が出来てどんな良いことがあったのか?

まず、琵琶湖疎水が出来たことで、京都市内に初めて水道が敷設され生活用水が安定的に確保されるようになりました。また、京都の市内に船を使って物資の輸送ができるようになりました。加えて、疎水の水力を使い発電所を作ったのです。発電所が供給する電力で新しい工場が生まれ、明治28年には日本で最初の路面電車が京都の市内を走りました。琵琶湖疎水事業が順調に運用されたことで、京都は再び活力を取り戻しました。琵琶湖疎水のおかげで今日の京都の街の基礎が出来上がったのです。

琵琶湖疎水がどの様な計画で完成されたかがわかる資料展示。保存状態はかなり良い。

琵琶湖疎水がどの様な計画で完成されたかがわかる資料展示。保存状態はかなり良い。

明治の時代から景色はそのままなのです。

館内に疎水を見下ろす大きな窓があります。そのすぐ側にモノクロの1枚の写真が展示されています。明治28年に取られた写真で「右手の窓から見える景色と見くらべてみましょう。」というキャプションがついています。素直に見くらべてみると、なんと当時の風情が平成の今でもしっかり残っていることに驚かされます。

明治時代の琵琶湖疎水の写真。このころ岡崎公園では万国博覧会が開催されていました。

明治時代の琵琶湖疎水の写真。このころ岡崎公園では万国博覧会が開催されていました。

今の琵琶湖疎水。右手は市立動物園です。手前の橋は無くなりましたが、ほぼそのままです。

今の琵琶湖疎水。右手は市立動物園です。手前の橋は無くなりましたが、ほぼそのままです。

地下1階にあるジオラマがすごく面白い!

展示場は2階、1階、地下1階にあります。貴重な写真や資料が保存されており琵琶湖疎水がどの様に完成されたのかがわかります。興味深い展示が沢山あるのですが、レッサーパンダが気に入ったのは地下1階にある大きなジオラマです。

地下1階のジオラマ。琵琶湖疎水や蹴上、岡崎エリアを俯瞰することができます。

地下1階のジオラマ。琵琶湖疎水や蹴上、岡崎エリアを俯瞰することができます。

蹴上界隈の様子を再現した大きなもので5m四方はあるでしょうか。操作スイッチがあり、ボタンを押すと蹴上インクラインや旧・京都市電のミニチュアが坂をせっせと上がり下がりします。何ともキュートです。

ジオラマで見ると「蹴上インクライン」が琵琶湖疎水と連結しているのがよくわかります。

ジオラマで見ると「蹴上インクライン」が琵琶湖疎水と連結しているのがよくわかります。

また、ジオラマの中には日本で最初の事業用水力発電所も再現されています。その発電所で実際に使われていた当時のぺルトン式水車やスタンレー式発電機が屋外のテラスに展示されています。

ぺルトン式水車の展示。疎水の力で大きな車輪を回し発電します。今は子供の遊び場です。

ぺルトン式水車の展示。疎水の力で大きな車輪を回し発電します。今は子供の遊び場です。

現代の巨大発電所からすると小さな物ですが、その作りの力強さは当時の活躍ぶりをしのばせます。今は子供たちの良い遊び場になっています。

スタンレー式発電機。黒い鋼鉄製のボディーは現代アートのような存在感があります。

スタンレー式発電機。黒い鋼鉄製のボディーは現代アートのような存在感があります。

お土産に「マンホール・カード」をもらいました(嬉)

琵琶湖疎水記念館ではアンケートに答えるとプレゼントがもらえます。オリジナルのクリアファイルと花の種、それにマンホール・カードです。以前、通勤途中のマンホールの話を書きましたが、こんなところで偶然にもマンホール・カードが手に入るとはなんと運がいいのでしょう。ちょっと嬉しかったのです。

クリアファイルとコスモスの種、マンホール・カードがお土産です。ちょっと嬉しい。

クリアファイルとコスモスの種、マンホール・カードがお土産です。ちょっと嬉しい。

まだまだ続く「東山・桜散策」次は南禅寺を目指します

琵琶湖疎水記念館で休憩もかねて、しっかり2時間楽しませてもらいました。これで今日の予定は終了のはずでしたが、せっかくここまで来たのだから目の前の「南禅寺」の桜が咲いているか確かめに行こうということになりました。南禅寺は記念館から道路をはさんだすぐそこです。というわけで南禅寺に向かって歩きだしました。

ぺルトン式水車の排水管がお気に入り。なかなか出発することができません。

ぺルトン式水車の排水管がお気に入り。なかなか出発することができません。

そのお話はまた次回。それでは、また。

※蹴上インクライン・東山桜散策のお話はこちら

琵琶湖疎水記念館

場所:〒606-8437京都市左京区南禅寺草川町17

電話:075-752-2530

入場料:無料

休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日・休日の場合は翌平日休館)、年末年始(12月28日~1月3日)

アクセス:市営地下鉄東西線「蹴上」駅より徒歩7分

Sponsored Link




関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください