京都・東山、蹴上インクライン「満開の桜リベンジ!!」
レッサーパンダです。桜の花を探しながら祇園四条から白川沿いに東山の蹴上インクラインまで歩いたお話を書きました。桜は咲いていたのですが残念ながら三分咲きから五分咲き程度でした。咲きだしたばかりの桜も上品で興があるのですが、やっぱり桜は満開が日本の定番、常識です。そんなわけで、翌週にもう一度、満開の桜を見るために蹴上インクラインを訪れました。
満開の桜に感激するのは世界中みんな同じなのです
訪れたのは4月1日。天気は予報通りの快晴です。こんなお花見日和はなかなかありません。この日は時間節約のために地下鉄で蹴上駅に直行です。先週と打って変わって観光客が詰めかけています。やはり中国人の人たちが多くてしきりに写真を撮っていました。中国に桜があるのかどうか知りませんが、この美しさに心動かされるのは万国共通のようです。レッサーパンダは中国語は苦手なのですが口々に賞賛しているのは何となくわかります。中国人と一緒になってレッサーパンダも思わずカメラのシャッターを切る回数が増えてしまいます。先週と同じ場所で写真を採りなおしてみたのですが、比べてみると1週間で3分咲きから一気に満開になっているのが良く解かります。
まるで一週間前とは別の場所にいるようです。人の多さも一週間前の5割増しというところでしょうか。
外国人観光客とやはり家族連れが目立ちます。ベビーカーを担いで歩くお父さんの姿も・・・思わず「頑張れ~!」と応援したくなります。
西行法師もこんな桜を見て思わず一句詠んだのでしょう
桜の花は様々な芸術家やアーティストがテーマとして取り上げています。桜を題材にした歌なら、すぐに2~3曲タイトルが思い浮かびます。ポップスやクラッシック音楽も良いのですが、レッサーパンダは桜といえば、和歌を思い出します。
ねがわくば
花のもとにて
春死なむ
その如月(きさらぎ)の
望月(もちづき)のころ
有名な西行法師の歌です。ご存じの方も多いことでしょう。「如月の望月のころ」とは旧暦の二月二十五日。現在の暦では三月末です。西行が大好きな桜を見ながら、その美しさに心震わせ「死ぬならこの季節だよね」とつぶやきたくなった気持ちが本当に分かります。
・・・と、そんなことを考えていると一陣の風が吹き・・・目の前で見事な桜吹雪が。散りゆく桜にもののあわれを感じてしまいます。『あぁ~日本人に生まれてよかったぁ』とつくづく思う瞬間です。レッサーパンダの桜リベンジ大成功です。
1度ダメなら、2度、2度ダメなら3度!レッサーパンダ、実はけっこう負けず嫌いなのです(笑)。この日は、桜を見た後に近くにある京都市立動物まで足をのばしてみました。そのお話はまた次回。
今日は、東山・蹴上インクラインの桜見物、リベンジのお話でした。それでは、またね。
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