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2018-06-20

三室戸寺は1万株の紫陽花(アジサイ)が心癒してくれる花の寺・願いが叶う寺社仏閣(その6)

願いが叶う京都の寺社仏閣の6回目です。願いが叶うと言えば、関西には「西国三十三所めぐり」という仏閣巡りがあります。お寺をめぐり、願を掛け、自身の信心を確かめます。今回、その十番札所「三室戸寺」を訪れました。

あなたは、どんなお花が好きですか?

この三室戸寺はレッサーパンダが普段通勤に使う駅から2つ先の駅にあります。子供の頃から馴染みのあるお寺です。小学生の時はよく、お寺にある長い階段の下で紅葉のスケッチをしていました。このお寺、近年は「花の寺」として有名になっています。5月のツツジ(二万株)、シャクナゲ(一千本)、六月の紫陽花(一万株)、7月の蓮(ハス)、秋の紅葉と四季を通じて美しい花を見ることができます。

開門の30分前、朝の8時にはすでに60名以上の行列が。お目当てはお花と御朱印です。

開門の30分前、朝の8時にはすでに60名以上の行列が。お目当てはお花と御朱印です。

特に紫陽花が全国的に有名になり、この時期は早朝から観光客が押しかけます。実はレッサーパンダが子供の頃は、秋の紅葉が美しい程度のお寺だったのですが、一念発起したこの寺のご住職が自らユンボに乗り、五千坪(1万6500㎡)もあるお庭を自ら手入れされたとか。レッサーパンダが訪れたこの日も紫陽花めあての皆さんが開門前から長い行列を作っていました。

西国十番札所の看板がかかる三室戸寺の山門。朱塗りの門は迫力があります。

西国十番札所の看板がかかる三室戸寺の山門。朱塗りの門は迫力があります。

子供の頃、よくこの階段の下て紅葉をスケッチしました。

子供の頃、よくこの階段の下て紅葉をスケッチしました。

実はツツジや蓮(ハス)の花もすばらしい!

最近はすっかり「紫陽花の寺」ということになっていますが、レッサーパンダがおすすめしたいのは本堂前にある蓮(ハス)の鉢です。

本堂の前には250鉢もの蓮が設置されています。間近でほころぶ蓮の花を見ることができます。

本堂の前には250鉢もの蓮が設置されています。間近でほころぶ蓮の花を見ることができます。

珍種の蓮『大洒錦』など約100種250鉢が楽しめます。ここの蓮の良い所は「花に触れるぐらい近い距離」で楽しめることです。よくある水中植物公園や蓮池は花までの距離が遠いのですが、ここの蓮は本当に花が近いのです。巨大なレンズを付けた本格的なカメラがなくても綺麗な蓮の写真が撮れます。インスタ映えを狙った女子も多いのです。

見事な蓮の花があちこちに。かなり立派な蓮の花を8月中旬まで楽しむことができます。

見事な蓮の花があちこちに。かなり立派な蓮の花を8月中旬まで楽しむことができます。

また、春のツツジも絶景で庭一面が赤と白、ピンクの絨毯のようです。

1万株の紫陽花にかこまれて、ひと時、浮世を忘れる

それで、お待ちかねの紫陽花なのですが、6月の今が一番の見頃です。紫陽花は五千坪の庭園の大半を占めており、30種・10000株の西洋アジサイ、額あじさい、柏葉アジサイ、幻の紫陽花・七段花等みごとの一言に尽きます。

一面の紫陽花は圧巻です。6月9日~6月24日の間の土・日曜日は夜間ライトアップもあり。

一面の紫陽花は圧巻です。6月9日~6月24日の間の土・日曜日は夜間ライトアップもあり。

海外からのお客さんも多くて、みんな満開の紫陽花に向けてカメラを構えシャッターを切りまくっていました。花の美しさを愛でる感性はどの国の人も同じですね。ひと時の癒しに時を忘れました。

上品で可憐な「ガクアジサイ」がレッサーパンダの好みです。

上品で可憐な「ガクアジサイ」がレッサーパンダの好みです。

最近うわさの「ハート型の紫陽花」を見つける!

写真といえば、最近、話題になっているのが「ハート型の紫陽花」です。紫陽花の花は普通ボール型なのですが、まれにハートに見える花があるのです。レッサーパンダも広い園内を一生懸命探して撮影してみました。

30分かけて、やっと見つけた「ハート型」の紫陽花。貴重な幸運の紫陽花なのです。

30分かけて、やっと見つけた「ハート型」の紫陽花。貴重な幸運の紫陽花なのです。

誰が見てもハートに見える紫陽花を探すのは、なかなか骨が折れますが、もし、三室戸寺を訪れる機会があれば、ぜひハート紫陽花を探してみてください。綺麗に撮れると良いことがあるかもしれませんよ。

こちらも珍しい「白い紫陽花」の群生です。ひとつ、ひとつがカーネーションのブーケの様。

こちらも珍しい「白い紫陽花」の群生です。ひとつ、ひとつがカーネーションのブーケの様。

広い庭園には、いっぷくできる茶屋もあるのです

かなり広い庭園ですから、お花を見て歩くとけっこう疲れます。そんな時、休憩するのに丁度いいのが園内の「花の茶屋」です。もう既にメニューにカキ氷がありました。

出口の側にある「花の茶屋」。店外に沢山の床几があって、屋外でスイーツが食べられます。

出口の側にある「花の茶屋」。店外に沢山の床几があって、屋外でスイーツが食べられます。

レッサーパンダも彩りが美しい「あじさい白玉善哉」をいただきました。お味のほどは、う~ん、観光地のそれなりですかね。まあ、その場の雰囲気みたいなものですから、細かいことは言いっこ無しですね。

「あじさい白玉善哉」800円。安いと思うか、高いと感じるかはあなた次第です。

「あじさい白玉善哉」800円。安いと思うか、高いと感じるかはあなた次第です。

三室戸寺、秋の紅葉もぜひ見てみたい!

久しぶりに三室戸寺を訪れて「家の近くにこんなに良い場所があるんだ!」と再発見しました。秋のこの寺の美しさを知っているレッサーパンダは、ぜひ紅葉の頃に来たいものだと考えながら帰路につきました。でも、秋も外国人観光客でいっぱいなんでしょうね。

出口の側で「べっぴんさん」の紫陽花を見つけました。ピンク、青、黄色のバランスが絶妙!

出口の側で「べっぴんさん」の紫陽花を見つけました。ピンク、青、黄色のバランスが絶妙!

今日は「ハート型の紫陽花」に出逢える花の寺「三室戸寺」のお話でした。それでは、またね。

三室戸寺

住 所:〒611-0013 京都府宇治市莵道滋賀谷21

TEL:0774-21-2067

交 通:

◆電車の方は:京阪 三室戸駅下車、徒歩15分

◆車の方は:京滋バイパス宇治東ICより3分

【ご注意】大阪方面よりは京滋バイパス宇治西ICで降りて下さい。

参拝時間:

8時30分~16時30分(4月1日~10月31日)

8時30分~16時00分(11月1日~3月31日)

※拝観・納経最終受付は閉門30分前

※12月29・30・31日は休み

拝観料:

平常 大人500円 小人300円

あじさい園開園期間中 大人800円 小人400円

あじさいライトアップ 大人800円 小人400円

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