toggle
2018-07-19

東京駅にある料理店「しち十二侯」で日本料理について考えた

レッサーパンダです。久しぶりに出張で東京に出かけました。やはり東京はいつ来ても人が多いですね。こちらも京都と同じで外国人観光客でいっぱいです。

この日も35℃を越える猛暑日。本当にあつい、あつい!!

この日も35℃を越える猛暑日。人の多い東京駅は本当にあつい、あつい!!

東京駅11:30am/さて何を食べるか?

今回の出張は午後からの打合せが2件だけということもあり、少々時間にゆとりがありました。東京駅についたのは午前11時過ぎ、お腹も減る頃です。以前に比べ東京駅は日々進化しているようで「駅ナカ」に店舗が増え大変にぎやかになっているのは皆さんご承知の通り。ただ、「いざ食事を・・・」と考えた時に、あの雑踏のような「駅ナカ」で食事をするのはキツイものがあります。そこで思いついたのが駅前のホテル・レストランです。東京ステーションホテルのレストランに行ってみることにしました。

丸の内側のアトリウムがホテルのリノベーションとともに綺麗になったのが嬉しい。

丸の内側のアトリウムがホテルのリノベーションとともに綺麗になったのが嬉しい。

東京ステーションホテルの和食店に行ってみました

ご存じのように、東京ステーションホテルは大正4年に出来た駅舎内のホテルです。100年以上の歴史がありますが、リノベーションされ過去とは全く別物。その改築から完成の様子がテレビで紹介されて脚光を浴びました。また、レトロな建物を使ったプロジェクションマッピングが話題になったことも、まだ記憶に新しいですね。このホテルには2階に2店、地下に4店舗のレストランがあります。いずれも、東京駅構内の雑踏からは隔絶された雰囲気でとても静かです。フレンチ、イタリアン、中国料理と一通りそろっているのですが、今回は夏バテぎみの胃袋に優しい和食のお店を選びました。「しち十二侯」(しちじゅうにこう)というお店で、店名の由来は季節の移ろいを表した農事暦からとっています。「季節ごとに、その時期の旬の食材を使ったお料理を提供しますよ。」という意味なのでしょう。店の作りはホテル内のレストランにしては気負った感じがなく、ちょっと自己主張控えめです。でも、それがかえって「受けている」のか何組かのお客が開店をまっています。入店すると座敷かカウンターそれともテーブル席が良いかを聞かれます。13時過ぎに約束があったレッサーパンダたちはテーブル席でランチメニューを頼むことにしました。

店内はちょっと写真が撮れない雰囲気。オフホワイトを基調としたシンプルなインテリア。

店内はちょっと写真が撮れない雰囲気。オフホワイトを基調としたシンプルなインテリア。

日本料理についてあらためて考えた

献立を出されて料理の注文をお願いする際に、まず初めに「今日はどのくらいのお時間がございますか?」と仲居さんに聞かれました。こんな所に東京駅隣接のレストランらしさを感じました。それとともに「その人に合わせたお料理とサービスを提供しますよ」というお店の姿勢も感じられ好感が持てました。ランチメニューではありますが、お料理も期待できそうです。

季節の先付。無花果もアボガドも大好物です。色の取り合わせがとても良い。

季節の食材を使った先付。無花果もアボガドも大好物です。色の取り合わせがとても良い。

実はレッサーパンダは「日本料理」に関して『トラウマ』があります。若い頃に、とある有名・婦人雑誌の取材対応をした時、その取材にこられた大御所先生(有名な料理研究家のおばあちゃま)と食事をご一緒する機会がありました。食事をご一緒する中で、その大先生から強烈な懐石マナーのダメ出しと日本料理のウンチク(料理人の魂を頂くというようなお話だったと思います)の洗礼を受けて、それ以来、どうも日本料理、懐石料理といったお店が苦手で仕方がありません。

「すだち」の香りでいただく西京焼き。茗荷の風味も良く合います。

「すだち」の香りでいただく西京焼き。茗荷の風味も良く合います。

年を重ねるほどに、それなりに美味しくいただけるようにはなりましたが、未だにそのトラウマからは完治していないことは自分自身が一番よくわかっています。高級店で会食をすると必ず、一人や二人、物知りの方がいて長いお話を聞く羽目になります。レッサーパンダは基本的に「温かい物は温かいうちに、冷たい物は冷たいうちに」が信条なので、長いお話を聞いた後にがっかりさせられることも・・・やっぱり作り手が一番良いタイミングで出してくれる、その一瞬を逃したくないですよね。

お造りの器に醤油が入って出てきたのに驚く。でも、こうゆうのも有りかも。

お造りの器に醤油が入って出てきたのに驚く。でも、こうゆうのも有りかも。

「しち十二侯」というお店に感じたこと

この日のランチセットは「先付」、「魚料理」、「副菜4品(お造り、炊き合わせ、小鉢が2種)」に紅茶か珈琲が付くという極めてオーソドックスなもの。レッサーパンダはそれに日替わりのデザートをお願いしました。どのお料理も美味しくいただきました。人心地ついて周りを見渡すと、周りのお客は、やはりビジネス利用の男性が多いようで、ランチミーティングやお昼のお酒の無い(お酒のある人もいましたが)ご接待といったグループが多いようです。

この銀の箸置きがとっても気に入りました。こんな一品のあしらいで席が引き立ちます。

この銀の箸置きがとっても気に入りました。こんな一品のあしらいで席が引き立ちます。

お客の様子を見ていると、この店のコンセプトなるものがより明確に分かった気がしました。どのお料理も手を掛け過ぎない「日本料理」です。出てくるスピードやサービスも極めて迅速。限られた時間と料金の中でベストなものを期待するビジネスパーソンにはピッタリかもしれません。先に書いた大先生の懐石料理に対する思い入れやウンチクを食するという楽しみ方も素晴らしいのですが、素材の良さを感じさせる手垢にまみれていない日本料理に新鮮さを感じました。(彼の料理の鉄人・道場六三郎 大先生は技巧に走りすぎた懐石料理を揶揄して『手垢の塊』と酷評されました。言い得て妙ですね・笑。)

面白い形をした焼しめの器。中身はいったいなんでしょう。

面白い形をした焼しめの器と銅のスプーン。中身はいったいなんでしょう。

お料理、お食事というのは不思議なものです。どれだけ高額の懐石料理でも、それを食べるシチュエーションしだいで楽しみが半減することもあります。やはりお料理を供する側の心配りと食する側のお客の気持ち、両方の息があっていないと上手くいかないものなのだと思います。

中身はデザートのクレームブリュレでした。カリッとした表面が最高です💛

中身はデザートのクレームブリュレでした。カリッとした表面が最高です💛

その意味では、「しち十二侯」はお客のツボをしっかり押さえたお店でした。このお店、店内に鉄板焼きのカウンターもあります。また、銀座にもう少し力の入った店舗もあるようです。いつか通りすがりでなく、ちゃんと予約を入れて訪れたいと思ったお店でした。良いお店と出逢えて、午後からの労働意欲、マシマシのレッサーパンダでした。それでは、またね。

しち十二侯(しちじゅうにこう)

場所:東京都千代田区丸の内一丁目9-1 東京ステーションホテル B1F

営業時間:

【平日】

ランチ 11:00~15:30(Lo 14:30)

ディナー 17:00~23:00(Lo 21:30)

【土日祝】

ランチ 11:00~15:00(Lo 14:00)

カフェ 14:00~16:30(Lo 15:30)

ディナー 17:00~23:00(Lo 21:30)

電話:03-6269-9401

料金:ランチ・2,500円~ ディナーコース・ 7,000円~

Sponsored Link




関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください