宇治・平等院、鳳凰堂は夜間ライトアップもいいけど、朝が素晴らしい!!
レッサーパンダです。朝夕と日中の気温の差に秋の深まりを感じます。この時期、京都には観光のお客さんがどっと繰り出します。レッサーパンダの自宅から15分ほどの所にある宇治・平等院も一年で一番お客様の多い時期です。
鳳凰堂内に入れると聞いて早朝拝観
京阪電鉄やJRの宇治駅からほど近い「平等院」は子供の頃から馴染み深い(というより日常の)場所なのです。改めて拝観に行くことはないのですが、今の時期だけ世界遺産である「鳳凰堂」に入ることができるのです。
地元の方々はよくご存じなのですが、「鳳凰堂は朝が良い」のです。鳳凰堂の正面が東に向いていることから朝日が差し込む時間が最高です。朝の8時30分に開門しますので、その時間に合わせて到着しました。
静かな散策を期待していたのですが・・・
朝、8時40分頃に到着しました。境内に入ってビックリです。既に鳳凰堂に入るための整理券(通常拝観料600円にプラス200円也)の配布を待つ行列が出来ているではありませんか。
早朝の静寂と雅な風情を期待したのですが、現実はそんなに甘くは無いようです。外国人の団体客も含め、開門10分で200人近い行列です。開門前からかなりの人が並んでいたようで、参拝は10時10分ということになりました。
入場まで1時間30分ほどあるので久しぶりに園庭を散策することにしました。この時間帯の平等院は自然光が綺麗に差し込みますので誰でも美しい写真を撮ることができます。レッサーパンダのような素人でも絵葉書にできそうな写真が撮れるのです。
丁度、園庭の紅葉も色づき始め「イイ感じ」です。観光客は多いのですが、京都市内の寺院のような窮屈さは感じません。なぜか、ゆとりさえ感じさせます。
茶房・藤花で極上の宇治茶を一服
園庭をゆっくり散策してもまだ、見学時間まで余裕があるので、園内の茶房「藤花」でひと休みすることにしました。このお店、いろいろなスタイルの宇治茶が楽しめるお店です。
カフェとか喫茶店というより宇治茶の専門店です。店内には専属の日本茶インストラクターがいて本格的な抹茶や玉露、煎茶などが気軽に楽しめます。レッサーパンダは他ではなかなか頂けない玉露の冷茶を一服いただきました。まるで高級ワインです。
さすがは世界文化遺産!仏教美術の粋を集めた傑作!!
そうこうする内に、鳳凰堂入館の時刻になりました。1組50名の団体で鳳凰堂の中に入ります。長年、宇治に住んでいますが初めての体験です。
この建物、元々は平安時代、藤原家の別荘だったのですが、藤原頼通が1053年に阿弥陀如来を安置し寺院として建立されました。平安時代から6度にわたり修復・改装を繰り返し、過去の姿をとどめています。堂内は阿弥陀如来様を中心に極楽浄土を再現した精緻な装飾がほどこされています。写真をぜひ撮りたいと思っていたのですが、撮影は一切禁止、建物はおろか手すりに触ることもできないという徹底ぶりです(残念)。それでも堂内の独特の空気感は威厳に満ちており、しばし時を忘れさせてくれます。
外国人観光客に教えられた「VeryCool」な平等院の写し方
鳳凰堂の拝観を終え、もう一度、正面から鳳凰堂の写真を撮りたくて池の対岸に向かいました。ここは誰もがシャッターを切る撮影スポットです。見ていると外国人観光客は10円玉を鳳凰堂の方にかざして写真を撮っています。ご存じかと思いますが10円硬貨の打裏側の意匠は、この鳳凰堂なのです。10円玉と一緒に鳳凰堂を写すのです。ちょうどこんな感じ。
片言の日本語をしゃべるアメリカ人のマック叔父さんに教えられました。「この撮り方がCoolクール!」だそうです。ネットにアップするのが流行っているんだって。しらんかったぁ。
そんな訳で、早起きして綺麗な平等院も観れたし、国際交流(笑)もできました。『早起きは三文の得』というやつですね。
今日は宇治・平等院の特別拝観に早起きしてでかけたお話でした。それでは、またね。
秋の特別拝観「瑞光照歓ー錦秋のあかりー」について
現在、平等院では夜間特別拝観が行われています。レッサーパンダも昨年でかけてライトアップされた平等院の美しさに感激しました。
会期:2018年11月17日(土)~12月2日(祝)
詳しくはWeb特設サイトをご覧ください。
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