上野の森美術館で開催!「第32回日本の自然を描く展」に行ってきました
レッサーパンダです。先日、東京・上野公園内にある上野の森美術館に行ってきました。美術館が主催する「第32回日本の自然を描く展」に入選しまして、それを見に行きました。「東京へは見に行けないなぁ」と思っていたのですが、この時期、東京への出張が決まり、運よく上野にでかけることができたのです。
いざ! 叩けよ、さらば開かれん!!
「叩けよ、さらば開かれん」という言葉があります。キリスト教の言葉《新約聖書「マタイによる福音書」第7章》です。今回の展覧会ではなぜだかこの言葉がピッタリな気がしています。
実はこの展覧会に応募したのは絵を描き始めてまだ1年半も経ていないころでした。(このブログを読み続けていただいている方は既にご存知のことと思います。)絵を描き始めたばかりの素人がこんな大きな美術館で行われるコンクールに応募しようと思ったのは、神戸で行われた巡回展を見たことがきっかけでした。同じ絵画教室のTさんが受賞されて作品が飾られているのを拝見し「僕の絵もこんな風に飾ってもらえたら、どんなに嬉しいだろう!」と心から思いました。その時の思いを胸に、半年間、へたくそなりに精いっぱい作品と向き合ってきました。思うだけでは駄目、叶えたいなら扉を叩かなければ!まさに「叩けよ、さらば開かれん」ということを実感することができました。
力作ぞろいの展覧会にちょっと気おくれ
ご存知の方も多いと思いますが、上野の森美術館は1972年に日本美術協会とフジサンケイグループが設立した美術館です。古い美術館ですが、この美術館での展覧会を機に有名になられた方もたくさんいらっしゃいます。今回の「第32回日本の自然を描く展」は応募総数3,892点、そのうち入選作品は2,363点だったそうです。
展示作品数が多いので上野では8月7日~26日まで4期にわたり展示されました。レッサーパンダの作品は8/22(木) 〜 26(月)の期間に展示していただきました。数の多さもさることながら、作品のレベルの高さも実感しました。実はレッサーパンダは2点応募したのですが、入選は1点だけでした。作品展を見て、なんとなく納得してしまいました。
自分の作品を見ながら話している人の姿にドキドキしました
作品は作者の名前順に展示がされていることから、レッサーパンダの作品は会場順路のほぼ真ん中あたりに飾られていました。ひときわ広い空間に飾られていたのですが、何だか自分の作品をじっくり見るのも恥ずかしくて作品の前を行ったり来たりしていました。また、作品のちょうど正面にあるベンチに長い時間、座ってみたりと落ち着きません。中には作品の前で足を止める人たちもいて、そんな姿を見ていると「どんな評価をしているのか」が本当に心配で仕方がありません。お客さんを静観していることが出来ずに、その場を逃げ出してしまいました。
神戸で開催される巡回展も見てみたい!
全く情けない話なのですが、「作品をたくさんの人に見てもらいたい」という気持ちと「人が自分の作品を見てどう評価しているのかが怖くて聞けない」という複雑な心境でした。
この後も神戸の巡回展があるのですが、優秀な作品の数々と自分が描いたものが並ぶことに気おくれを感じます。しかし、見に来た人たちが自分の作品の前で足を止めてくれるのか、作品を前にしてどんな会話をしているのか本当に気になります。
また、神戸で開催される巡回展にも足を運ぶことになりそうです。何だか「怖い物見たさ」といった心境です(笑)。何だか情けないですね。
今日は東京・上野で開催された「第32回日本の自然を描く展」を見に行ったお話でした。それでは、またね。
「第32回日本の自然を描く展」西日本展(巡回展)
以下の日程で神戸にて巡回展が開催されます。
会期:令和元年9月26日(木) 〜 9月29日(日) <会期中無休>
10:00 ~ 18:00(29日は15:00閉場)
会場:原田の森ギャラリー 本館 2階
〒657-0837 兵庫県神戸市灘区原田通3-8-30
入場料:一般 500円 大・高生 300円 中学生以下 無料
お時間のある方は、ぜひお越しください。
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