コロナウイルス退散!!疫病をはらうアマビエ様を知っていますか?
レッサーパンダです。いつも髪を切りに行くのはJR・京阪電鉄「京橋駅」から歩いてすぐのヘアボックス・ワーゴさんです。大体、2か月に1度ぐらいのペースで手入れをしてもらっているのですが、昨今のコロナウイルス蔓延のおかげで、4か月ほど間が空いてしまいました。もう髪の毛伸び放題でしたから、短く刈ってさっぱりしました。
久しぶりの散髪でかなりいい気分でフラフラ歩いていると、お店のある京橋東商店街で不思議なものを見つけました。
大阪・京橋東商店街で面白いモノを見つけました!
長い商店街のほぼ中央にあるステージでは、いつもライブやミニイベントが開催されています。しかし、現在はコロナウイルスの影響でお店も半数が自粛、ステージもガランとして寂しい状態です。
そのステージを何気なく見ていると、壁面に奇妙なポスターが貼られているのです。
摩訶不思議な魚の絵を描いたポスター。キャッチコピーは「皆さまの安全とご健康をお祈りします」それは分かるのだけど、加えて「疫病退散」、「尼美笑」・・・『アマビエ』??何ですかこれは???
尼美笑(アマビエ)って何のこと??
家に帰って、その話をすると、なんと子パンダたちが知っていました(驚)。
子供たちの解説によると「アマビエ」とは人魚なのだそうで、人間に良い予言をする善良な妖怪らしいです。詳しくはこれを読んで・・・「水木しげるの妖怪えほん」という本を貸してくれました。
水木しげる・公認!妖怪図鑑にも載っている有名妖怪(?)
さて、借りた本を広げてみると・・・ありました!!カラーイラスト入りで4ページにわたり詳しいエピソードが語られています。
そのエピソードとは・・・
江戸時代のこと。今の熊本県の海中に、毎晩なにやら光るものがでたという。
土地の役人がいってみると海中から、あやしいすがたのものがあらわれた。アマビエという妖怪である。
そのすがたは髪の毛がながく、全体的に人魚のようだが顔には鳥のようなくちばしがあった。役人がおどろいていると、それは、こんなことをいいはじめた。
「わたしはアマビエというものである。今年から六年のあいだは豊作である。しかし、病気がはやったらわたしのうつし絵を人びとにみせよ。」というのが本に載っていたお話。
(講談社「水木しげるの妖怪えほん」より抜粋)
どうやらこの予言は当たったようで、以降、流行り病の度にアマビエの絵姿は巷に現れ、あらたかな霊験を広めたとのことです。
我が家でもアマビエ様を描いて飾ってみました
あらためて、振り返ってみると「アマビエ」ってどこかで聞き覚えがありました。調べてみると、今回の新型コロナウイルスが流行りだしてからアマビエは注目を集めているようです。SNSなどで話題になり、有名画家や著名人がオリジナルのアマビエの姿絵を描いて発表したりしています。最近ではあちこちで「アマビエ」イラストのコンテストなども開催されているようです。皆さん、コロナウイルス(疫病)が家にやってこないよう、アマビエに願掛けをしているのですね。
我家でもオリジナルの「アマビエ」のイラストを描いて玄関に飾ってみることにしました。
疫病(コロナ)退散を心から祈ります
ちょっと太めで美人とは言いにくいアマビエさんですが、家族の心はつかんだようです。家内安全、疫病から家族を守ってもらえますようにお願いしています。
これまでの外出自粛が功を奏したのか、コロナウイルスの感染者数は日々、減少傾向です。しかし、第2波、第3波の到来も懸念され、まだまだ安心出来ないことも事実です。一日も早く、この最悪の伝染病が殲滅され豊かな暮らしを取り戻すことができますように・・・全国の人々の願いと祈りをアマビエは今日も受け止め続けているのです。
今日は疫病封じに効くという不思議な人魚、アマビエのお話でした。それでは、またね。
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