誰でも描ける!アクリル絵画の優しい手ほどき・その5(絵画の額装)
アクリル絵画・制作の最終回です。上手いかどうかは別として一応、絵が仕上がりました(笑)。そこで、今回は絵を額に入れて仕上げたいと思います。
どの額にするか、専門家にアドバイスを求めました。
画箋堂の1階、店の一番奥に額縁のコーナーがあります。レジや画材のコーナーから見切れて目立たないのですが充実した額縁のコーナーです。
額縁商品も沢山在庫がありそうですが、それよりも作業場が目を惹きます。マットを切ったり、額縁の調整などをするのでしょうか、如何にも職人が作業をしているという雰囲気です。担当者は二人いて、ちょっと迫力のある職人風の年配の男性と、柔らかい感じの若い男性です。若い方の男性が話を聞いてくれました。
選んだのはナチュラルウッドと金の縁取りの額。
まず仕上げた絵を見てもらい、お薦めの額を見せてもらいました。店員さんはとても親切で合計6セットの額を見せてくれました。今回の作品は風景画ですが、緑を中心とした色彩は主張が強くて、どれを合わせたらいいのかレッサーパンダにはよくわかりません。店員さんは2つの提案をしてくれました。一つは絵を引き立てるためにナチュラルな感じの物、もう一つは絵の主張に負けない存在感のある物です。ナチュラル系は木の風合いを生かした優しい感じです。主張に負けない系は金の額縁と銀の額縁でした。金や銀はレッサーパンダとしては絶対に選ばない取り合わせですが、これが予想外に面白い取り合わせでした。結局、金の額縁とナチュラルウッドの額縁で迷ったのですが、飾る場所を選ばないナチュラルウッドにしました。(展覧会なら金の額縁も面白いですね。)
額が決まったら、店員さんが額と作品の調整をしてくれます。まず透明アクリルを静電気防止液で磨きます。
作品のキャンバスも剥がれが無いかを確認。弛みを見つけて大きなホッチキスの様な道具でキャンバスをの端を丁寧に止めていきます。最後に吊紐の寸法を決めて余分な紐を切り出来上がりです。
額に入れると、自分の作った作品がワンランク上がった様な気がします。自分が描いた絵には見えません。やっと完成。初心者にしては上出来ではないでしょうか。自画自賛です(笑)。 アクリル絵画の第一号で、まだまだ技術が追いついていませんが、この絵、職場に飾ってもらえるそうなので会社に持っていこうと思います。
今日は、出来上がったアクリル絵画を額装したお話でした。それでは、またね。
これまでの作業は以下からご覧ください。
画箋堂・美術教室クレア
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