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2018-10-10

松本大洋「デビュー30周年企画 in TOBICHI京都」にびっくり!!

こんにちはレッサーパンダです。「街を歩いていたら偶然、古い親友に出逢って旧交を温めた。」そんな経験はありませんか?先日、それに似た体験をして心満たされました。今日はそのお話です。

ほぼ日手帳を買いにトビチ京都に・・・

前回のブログで京都・河原町にあるトビチ京都に出かけて2019年度版の「ほぼ日手帳」を手に入れたお話を書きました。トビチで新しい手帳を購入すると「ほぼ日オリジナル記念品」がもらえるので、わざわざ足を運んだのです。土曜日の午後に出かけたのですが、いつになく店が賑わっている様子が、外からも分かります。これは、新作の「ほぼ日手帳」狙いのお客が詰めかけているのか・・・と、ちょっと慌てて店内に入りました。(毎年、人気のある新作は早い時期に売切れてしまうものがあります。)お店に入って人が多い訳がわかりました。

いつもより何だか賑やかなトビチ京都。はじめ、この看板が目に入っていませんでした。

いつもより何だか賑やかなトビチ京都。はじめ、この看板が目に入っていませんでした。

松本大洋のライブパフォーマンスが開催されていた!!

実は、この時期、漫画家の松本大洋の企画展が店内で開催されていたのです。それを見に来たお客さんが多かったわけです。今年は松本大洋のデビュー30周年にあたる年なのだそうで、その記念企画なのです。

松本大洋、もうデビュー30年なのですね。本当に時間の経つのは早いものです。

松本大洋、もうデビュー30年なのですね。本当に時間の経つのは早いものです。

これまでの作品の原画展と合わせて、なんと松本大洋・本人がトビチ京都にやってきて仮設の白い壁に絵を描いて帰ったようです。実際に制作した様子のビデも会場で流されていました。

仮設の壁一面に松本大洋が自筆した作品が描かれています。何だか独特の世界観。

仮設の壁一面に松本大洋が自筆した作品が描かれています。何だか独特の世界観。

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松本大洋の作品との出逢い・・・昔、通っていた可笑しな散髪屋の話

松本大洋を知らない人のために簡単にインフォメーションします。松本大洋は漫画家です。1987年にデビュー。代表作に『花男』『鉄コン筋クリート』『ピンポン』『ナンバーファイブ 吾』などがあります。『鉄コン筋クリート』は2006年に劇場映画化されており、いくつもの国際映画賞を受賞しています。

実際に松本が描く様子をビデオに収め、会場で放映していまさす。黒猫制作中。

実際に松本が描く様子をビデオに収め、会場で放映していまさす。黒猫制作中。

レッサーパンダの最初の出逢いも『鉄コン筋クリート』でした。1993年から1997年にかけて、ある理髪店に通っていました。ちょっと可笑しな店で一応予約を取るのですが、予約の時間に行って始まったためしがありません。早くて30分、遅い時は2時間以上待たされます。マスターは散髪の腕は良いのですが、頑固者で納得がいくまで刈り続けます。(なかなか帰してもらえません・笑)そんな訳で手持無沙汰な客たちは「雑誌でも見ようかな」と本箱に手を伸ばすのです。でも、この店「少年ジャンプ」と「ビッグコミックスピリッツ」という2誌しか置いてないのです。マスターが読みたいから置いているだけで、顧客志向では全くありません。仕方ないのでよく「ビッグコミックスピリッツ」を読んでいました。この理髪店、マスターがずぼらなせいか古い号が捨てずに放置されています。レッサーパンダは2カ月に1度のペースで通っていたのですが、散髪屋で漫画のまとめ読みです。そのおかげで「ビッグコミックスピリッツ」にその当時連載されていた『鉄コン筋クリート』を読み込み、すっかりファンになってしまったのです。

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こちらが実際に描かれた黒猫。もの思いにふけるような猫の表情が素敵ですね。

こちらが実際に描かれた黒猫。もの思いにふけるような猫の表情が素敵ですね。

好きこそ物の上手なれ!30年間の積み重ねがやっぱりすごいのです!!

それで、松本大洋のライブパフォーマンス作品なのですが、これが何だかすごい!!白い模造紙が貼られた天井までの壁に松本大洋がマーカーを使って好き勝手に描いてる。主に犬や猫、時々、オウムやスイカ、『鉄コン筋クリート』の主人公シロによく似た男の子の顔など、行き当たりばったりジャンル無しに描いている感じです。でも、その行き当たりばったりがすごくて、やっぱり「松本大洋」なんですね。レッサーパンダは常々思っているのですが、絵の上手い人というのは「技巧が優れた人のことでは無くて、独特の空気感を持っていて、それを見る人に伝えることのできる人」だと思っています。この松本大洋のライブパフォーマンス(落書き)は、ラフなものですが、やっぱり松本大洋以外の何者でもないのです。松本は今年でデビュー30周年ということですが、これが30年の積み上げというものでしょうか。既に達人の域なのかもね。

ファンの方々からの熱いコメント。🐼も書きたかったです。

ファンの方々からの熱いコメント。🐼も書きたかったです。

展覧会を見て、また松本作品を読んでみたくなりました

カミングアウトすると、松本作品に初めて触れた頃は仕事に行き詰まり「漫画に現実逃避」していた節がありました。今、改めて読み返してみると、当時とは、ちょっと違ってみえるかも知れません。特に『鉄コン筋クリート』の後に連載の始まった『ピンポン』という作品は途中までしか読んでないので(1997年で、その散髪屋に行くのをやめたので(笑))最後まで読み通してみたくなりました。今でも本屋にあるのかなぁ。

何だか懐かしくて、トビチで売っていた一筆箋2つを買いました。使うのもったいない!

何だか懐かしくて、トビチで売っていた一筆箋2つを買いました。使うのもったいない!

というわけで、今日は漫画家、松本大洋のライブパフォーマンスにふれて、ちょっと懐かしい気分に浸れたお話でした。それにしても、こんな面白い企画、トビチさんはもっと宣伝するべきですね。そう思いませんか?それでは、また。



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