「京都パン市場」は京都・四条河原町に出来たパンのセレクトショップです
出町柳の「ふたば」で豆大福を買いそびれたレッサーパンダ一家は、お土産を求めて次の目的地に向かいました。向かったのは四条河原町・京都マルイにある「京都パン市場」新しいお店です。
たいへん面白い取組!看板商品のパンがお店に行かなくても手に入ります。
マルイの7階と8階はレストランゾーンになっていて「京都パン市場」は7階のほぼ中央にあります。京都で開業している主に個人店舗のベーカーリーがその店の看板メニューを持ち寄って一つの店舗として営業しています。
お店は全部で10店舗。京都市内では有名なお店ばかりです。レッサーパンダが知っている店では、米粉パンの「ブランジュリ ロワゾー・ブルー」、フルーツサンドの「クリケット」など、行ってみたいけれど、まだ行ったことが無い店では紫野の「雨の日も風の日も」や丸太町の「ぱんだよりノドカ」などが出店していました。
京都に住んでいて「この店行きたい」と思っていてもなかなか全ての店に足を運ぶのは大変です。また、京都のパン屋さんはお店が比較的狭く、交通の便の悪い所にあるお店も多く、このように有名店の看板メニューがひと所で手軽に買えるというのは本当にありがたいことだと思います。
イートインコーナーもあり、よく考えられた営業スタイル。
京都のパン屋さんを訪れると「ここで少しだけ食べられたら良いのに・・・」と思うことがよくあります。以前ご紹介した今出川の「ル・プチメック」さんみたいなお店が理想ですね。そんなお客の気持ちを汲んでなのか、京都パン市場には、けっこうな広さのイートインコーナーがあります。イートインというよりもフードコート的です。単にパンを食べる場所を提供しているだけではなくて、ビールやワインも飲めて、各店とのコラボ企画でランチやディナーも提供しています。
利用者の滞留時間もかなり長そうで、基本はパン屋さんなのに客単価はけっこう高そうです。この店舗をプロデュースした人は中々「ツボ」をわきまえた人の様です。
それと、ちょっと驚いたのはレジの方法です。10店舗もあるお店のパンを販売員の人はどうやってレジ打ちしているのかな・・・と興味津々で見ていました。実はお店の人が全ての商品を覚えているわけではなく、レジカウンターにパンを持っていくとお店のどこかにあるカメラ(スキャナー?)が商品を画像として読み込んで勝手にレジを打ってくれるのです。
こんなの初めてみました。(最近はこうなの?知らなかったのはレッサーパンダだけ??)パン屋さん日進月歩で進化しているのですね。
それでも、コラボ企画には限界がありそうです。
それでも、良いことずくめかというとそうではなくて、一番の問題は商品の数です。レッサーパンダたちが訪れたのは日曜の午後だったこともあり陳列されていた商品が本当に少なかったです。看板は出ているのですが、買いたい商品を選ぶのではなく、お店の名前を見て『ある商品を買う』という感じです。せっかく有名店の看板商品が河原町で色々買えると楽しみにしていたので少々残念でした。厨房でどんどん焼いているわけではないのですから当たり前ですけれどね。やっぱり本物を食べようと思うと、各々お店に足を運ばないといけないようです。
それでも、「ふたば」の豆大福に振られた反動からか15個も大人買いをしてしまいました。お味はどれも太鼓判、大満足でした。
という事で、今年9月14日にオープンしたパンのセレクトショップ「京都パン市場」のお話でした。それでは、またね。
京都パン市場・Kyoto 1er BAKERY MARKET
場 所:京都・四条河原町「京都マルイ」7F
営業時間: 11:00~20:00 無休
※イートインスペースの利用は無料です。